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2017年10月26日 (木)

世界基準の上司/赤羽 雄二

Photo 部下に信頼される最も簡単で確実な方法がある。部下の話をしっかり聞くことだ。ほとんどの上司が部下の話の腰を折ったり、早わかりしたり、そもそも話をいっさい聞かなかったりする。

上司は、部下に信頼されなければ、組織ミッションを達成することができない。

上司がどれほど仕事ができても、一人では大きな仕事ができない。

上司の指示で部下が一糸乱れずそれぞれのミッションを果たせば、組織ミッションの成功も手に届く範囲にくる。

では部下に信頼されるためにはどうすればよいのか。

最も簡単で確実な方法は部下の話をしっかり聞くことだ。

部下の話を聞こうとする姿勢をきちんと持つだけで、部下の上司を見る目が大きく変わる。

簡単なことであり、自分がそう決めれば、今すぐ確実にできる。

部下の話を聞く時間がないとこぼす上司がいるが、大した時間ではないし、かえって時間の無駄遣いをしている。

部下の話を聞かず、信頼を得られていないと、コミュニケーションがきちんとできない。

仕事は当然うまく進まない。

そうすると、悪循環で部下をくどくどと叱責したり、途中から挽回のための方向修正をしたりで、膨大な時間を浪費することになる。

逆に、最初から部下の話を聞き、状況をよく把握して、チームとしての生産性を上げれば、部下の話を聞く時間が取れない、という状況に陥らない。

組織がうまく回り始めると、時間に余裕が生まれ、三歩先、五歩先のことを考える余裕が生まれる。

上司は、目先の数字を達成するとか、納期を守るということに必死で、部下のお尻をたたいて何とか間に合わせようということばかり一生懸命やるが、部下の信頼を得ることはほとんどなおざりだ。

部下に信頼される人は自然体で信頼される。

ほうっておいても信頼されるので何の問題もない。

ところが、信頼されない人は、自分のどういう行動が信頼の邪魔をしているか理解していないし、多くの場合、意識もしていないので、改善されない。

世界基準で活躍する上司は、全社方針を理解したうえで、常に自部門の必達目標、目標達成のための施策、取り組み方針、投入資源の考え方等を明確に打ち出し、部門の成果を最大化する。

世界基準で活躍する上司は、部下の持つ力を最大限引き出すことに全力を挙げる。

世界基準で活躍する上司は、成果を出しつつ、部下を最速、最大限育成する。

世界基準で活躍する上司は、部下が成長すると心から信じ、ポジティブに接する。

世界基準で活躍する上司は、部下一人ひとりが皆違う人間であり、それぞれの個性を尊重すべきことをよく理解している。

世界基準で活躍する上司は、結果が出なくても、また忙しすぎてイライラしていても、決して部下を罵倒したり感情をぶつけたりしない。

結局、部下は上司であるリーダーが示すビジョンと実現の方向性に対して、納得し、自分の役割を果たして貢献するのである。

そのためには、部下に信頼されることが基本にあるということをしっかり理解する必要があるのではないだろうか。

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