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2017年10月29日 (日)

老いてこそ人生/石原慎太郎

Photo だからその迷いや悩みを断ち切り乗り越えるために何が必要かといえば、何よりもまず変化ということを受け入れることなのです。今在るものを今在るままに保とう、この姿のままでいたいと願うことがしょせん無理なのだという、決してあきらめではなしに、覚悟の上の開きなおりがあれば焦りも苦しみも薄らいでくるに違いない。

人は誰もが年をとる。

肉体の老いを経験する。

どんなに抗ってもやがては死を迎える。

これは人間の定めである。

そして限りある肉体の中での生であるからこそ、人生を意味のあるものにしようと努めるのである。

もし人間が永遠に年をとらず肉体の老いも経験せず、死なないのであればどうだろう。

おそらく優れた文学も音楽も芸術も生まれないだろう。

限りある人生であり、命であるからこそ、人生は有意義になり得るとも言える。

だからアンチエイジングなど意味がない。

むしろ、年をとることを受け入れ、その中で懸命に生きることが大切なことではないだろうか。

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