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2017年10月 8日 (日)

ミッドナイト・ジャーナル/本城雅人

Photo 「自分のことをジャーナリストなんて呼ぶのは、なんかこっぱずかしいじゃねえか。俺にはジャーナルで十分だって言ってたよ。親父がそう言ってから、俺もジャーナルと言うことにしたんだ」

世紀の大誤報を打ち、飛ばされた3人の記者。

その7年後、児童連続誘拐事件が発生。

7年前に世紀の誤報を打った新聞記者たちが、その当時の事件と、今発生している児童連続誘拐事件との関連性を疑い取材を始める、といったストーリー。

上記抜き書きのセリフはその中の一人、関口豪太郎の語った言葉。

彼は自分のことをジャーナリストとは呼ばない。

ジャーナリストというのは、さまざまな分野のトピックス、時事問題について個人としての見解や主張を持ち、文筆によって評論、解説などを仕事とする人を言う。

一方、ジャーナルとは、新聞・雑誌などの定期刊行物のことを指す。

つまり、ジャーナリストと呼ぶと、少し大上段に構えたえらい人というイメージだが、ジャーナルというと単なる新聞屋になる。

新聞記者は紙面をとってなんぼだ。

他紙もよその部署もひれ伏すインパクトのある記事でライバルを圧倒することを目指す。

自分は高邁な理想を掲げて論評する者ではなく、事件を追い、それを記事にする、単なる新聞屋だと言っているようだ。

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