« 戦略思考コンプリートブック/河瀬誠 | トップページ | 人類の未来/吉成真由美 »

2017年10月11日 (水)

一生、同じ会社で働きますか?/山崎元

Photo 転職について一番大切なアドバイスを一言にまとめると、「転職の基本は猿の枝渡りだ」ということ。

これまで12回転職したという著者なのだが、「転職の基本は猿の枝渡り」だという。

猿が枝から枝へ渡る時には、まず片手で次の枝を掴んで、それから今掴んでいる枝を離す。

転職でもこの要領が肝心だと言うのだ。

つまり、次の会社への入社を確実にしてから、現在勤めている会社に退職の意思を伝えるということ。

何といっても、仕事の内容にもよるが、仕事のキャリアに空白ができることのマイナスが大きい。

経験年数のカウントが少なくなることもあるし、実際に仕事の勘が鈍ることも少なくない。

休職期間中に勉強をしたり、資格を取ったりという程度では、たぶん十分な埋め合わせにはならない。

次に、転職する際の年収の交渉で不利になる。

通常は、前の勤務先の年収をベースに次の収入を決めることが多いのだが、会社を離れてしまうと、転職先のペースで交渉が進む。

端的に言って足下を見られるのだ。

また、無職・無収入の状態を長く続けるわけにはいかない。

当面失業保険などがあるとしても、これが切れる時期が気になり出す。

そして何よりも、焦りや精神的なプレッシャーの悪影響が無視できない。

会社を辞める時にはもっといいところに就職しようと思っていたにもかかわらず、いいところはおろか、「滑り止め」も見当たらないという状況に立った時の焦りは相当のものだ。

意地と不安の板挟みに合うケースが少なくない。

確かに、転職に失敗する人は、この基本を守っていないことが多いように感じる。

« 戦略思考コンプリートブック/河瀬誠 | トップページ | 人類の未来/吉成真由美 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/555602/65871708

この記事へのトラックバック一覧です: 一生、同じ会社で働きますか?/山崎元:

« 戦略思考コンプリートブック/河瀬誠 | トップページ | 人類の未来/吉成真由美 »