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2017年10月 6日 (金)

スノーデン 日本への警告/エドワード・スノーデン、他

Photo 過去数十年で監視がこれほど爆発的に拡大したのは、技術的に簡単になり経済的に安くなったためです。政府からすればやらない理由がないわけです。学術的にも技術的にも難しさはなく、またほとんど無料で技術を入手できます。修士号を持っている優秀な学生であれば、今回の監視プログラムを数カ月で複製できるでしょう。


監視が高価な時代は監視対象に関する意思決定が必要だった。

特定の人物の二週間にわたる居場所をすべて把握するためには日夜の尾行が必要で、大変なコストを掛けて警察官のチームを発足させなければならなかった。

そのため政府は、十分な理由があると考える場合にのみ監視を行っていた。

しかし現在、監視システムはすべての情報を自動的に収集することができる。

たとえば、グーグルの検索ボックスに私たちが入力した単語の記録は永遠に残る。

グーグルの検索記録がなくなることはない。

私たちが、アドレスバーに入力したすべての事項はメタデータであり、携帯電話会社に保管されている。

携帯電話会社は、私たちがどのサーチエンジンを使っているのかわかる。

どういうニュースを読んだのかということも記録が残る。

どの政党に接触したのか、どの政党を支持しているのかということもわかる。

その意味ではすでに私たちは監視されているとも言える。

特に、2001年9月11日にアメリカで起きた同時多発テロ事件により、世界は一変した。

テロの恐怖が世界を覆い、テロ対策と名がつけばあらゆる監視が許されるようになった。

もはやテロの恐怖は他人事ではなくなった。

テロを防ごうとするならば、ある程度「監視」が必要になる。

本書はそのことを否定的にとらえている。

しかし、どうなのだろう?

「安全」のためにはある程度の「監視」が必要になる。

そのためのテロ等準備罪であったはず。

要はそのバランスの問題なのではないだろうか。

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