できないことがなくなる技術/石川大雅
お手本の人が実践していることを「自分ゴト化」することで、望む成果を短期間で、実現させることができる。
本書で著者が勧めているのは「ブレイン・コピーテクニック」である。
これは、「お手本の人を見つけて、その人の 〝マネ〟をすることで、お手本と同じ結果を出す技術」のこと。
それには3つのステップがある。
ステップ1 一流の人を見つける
ステップ2 成功脳をコピーする
ステップ3 「トレース行動」で、望む成果が出続ける
というもの。
ただ、これは昔から行われている「技を盗む」というもの。
一流のビジネスマンやスポーツマンはこれがうまい。
彼らは、成功者がやっていることをただマネするのではなく、自分の現状に置き換えて使う、つまり「自分ゴト化」する。
さらに「見えない部分」つまり「無意識の部分」までコピーする。
さらに、マネをした際に「これならうまくいく!」という〝実感〟をつくることが自然にできている。
つまり、望む成果を実現し続けている「成功者と呼ばれている人」と、「そうでない人」の違いは、たったの一つ。
それは、「脳の使い方」ということではないだろうか。
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