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2017年11月 8日 (水)

スピードハックス 仕事術/大橋悦夫、佐々木正悟

Photo 「ヴェルテン法」という心理学用語があります。1968年、E・ヴェルテンが考案した方法で、前向きなことばかり書いた紙を5分間黙読した人は、5分後に明るい気分になり、後ろ向きなことばかり同じく5分間黙読した人は、暗い気持ちになるというものです。その効果は、実験した人を驚かせるほどのもので、アメリカ人でこれを知っている人は、スピーチや卒業試験の直前に、この方法を律儀に活用しています。

仕事のスピードを上げていくためには、「仕組み」を作るだけでなく、これを回し続けるための「やる気」を切らさないようにする必要がある。

この2つの要素を組み合わせて一つの方法論としてまとめ上げたものを著者の大橋氏は「スピードハックス」と名付けている。

「ハック」とは、「すでにある仕組みをよりうまく回すための工夫」といった意味合い。

つまり、「スピードハックス」とは「スピードをさらにアップさせるための方法論」ということになる。

上記抜き書きは「やる気」をアップさせる一つの方法である。

ヴェルテン法を仕事のスピードアップに活用するなら、自分がどのような場面で、仕事を素早くこなすことができたか、思い出せる限りのことを、筋道立てて、もっともらしく書き出すことだろう。

それを5分間黙読してから、仕事に取りかかる。

そうすれば、ほぼ間違いなく、だらだらモードからは抜け出せるだろう。

私たちは自分のメモ書きだけではなく、周囲から聞こえてくる噂話や、当座の仕事とは無関係なキャッチコピーなど、いろいろなものから事実影響を受けている。

人間の脳は、外界から独立して存在することなど、できないからだ。

そう考えると、仕事の直前に、スピーディーに仕事を進めるうえで有効な影響を脳に与えることは、理にかなった戦略といえる。

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