全体最適のプロジェクトマネジメント/岸良祐司
プロジェクトメンバーが目覚しい成長を見せたプロジェクトを振り返ってみると、成長するのは、プロジェクトの成功と、メンバーのなりたい自分の実現がオーバーラップしたときだと感じている。
私自身プロジェクト活動の支援をすることがよくあるのだが、とかくプロジェクトの目的を達成することが第一になってしまいがちである。
プロジェクトには期限があり、予算があり、達成目標がある。
プロジェクトとは今までやったことのないことをすること。
不確実性が高く、納期があり、人が行なうものである。
だから計画通りいかないことがほとんど。
そして多くの壁を乗り越える必要がある。
特にプロジェクトのリーダーとして立たされた者には多大なプレッシャーがかかる。
しかし、人が一皮むけるためには、困難な壁を乗り越える経験が必要だ。
人材育成の一環としてプロジェクトを活用することは非常に有効なのではないだろうか。
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