利益アップの超売れるしかけ100/山下貴史
お客、とくにこだわりを持った人は、希少性という商品価値に敏感です。高くてもかまわないから、限られた人しか手に入れられないモノを欲しがり、誰もが簡単に手に入れられるモノには魅力を感じないのです。
現在はモノあまりの時代といわれている。
「競合商品があまりにも多すぎて、どうやっても売れない」という営業マンや販売員の声をよく聞く。
でも、本当にモノが売れない時代になってしまったのだろうか?
マーケットに目を向けてみると、子育てが終わったシルバー層の多くは、退職金と豊かな年金で悠々自適の生活を送っている。
調査によると、シルバー層の貯蓄額はずば抜けており、欲しいモノは簡単に買えるという人が実際にかなりいる。
高級ブランドショップの店頭では、女性が長蛇の列を作っている。
インターネット上で話題となった高額の商品が、瞬時に売り切れる。
毎年のように海外旅行をする独身女性もたくさんいる。
つまり、一点豪華主義、自分のこだわりの買い物には躊躇しないという人はむしろ増えているのである。
ただ、これら消費者の財布のひもをほどかせるためには、ただ単に良いモノを作ればよいということではない。
そこにはやはりその商品がどうしても欲しいという心理がある。
販売は心理学と言っても良いのかもしれない。
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