強い会社が実行している「経営戦略」の教科書/笠原英一
成熟市場でのビジネスの流儀は、他社をいかに出し抜くかということ、もっと激しく表現すると、生き残るためにどうやって相手を倒すかということです。
戦略がどうして必要なのか。
それは、今の時代、何の戦略もなくただ真面目にコツコツ働いていたのでは会社は潰れてしまうから。
どんなに良い商品を作っても、競合相手がそれと同程度の商品を安く大量に作れば、負けてしまう。
できれば競争相手のいない領域で勝負したい。
そのためには、競合他社と顧客と自社を分析しなければならない。
外部市場で機会はどこにあるのか。
脅威となるところはどこにあるのか。
そして自社の強みは何か。
その強みで市場にどのように食い込んでいけば勝てるのか。
どこでどのように戦えばよいのか。
そのような戦略が必要になる。
経営戦略というと大企業が考えるものと思っている人がいるが、それは違う。
真正面から戦えば負けてしまう中小企業こそ、戦略が必要なのではないだろうか。
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