モヤモヤ職場/鳥谷陽一、石橋誉、友森篤
上司と部下におけるコミュニケーションの「量」が充実している人ほど「上司への信頼感」は高いということが明らかになっています。
「量」よりも「質」ということはよく言われる。
ところが、ある調査によると、上司と部下におけるコミュニケーションの「量」が充実している人ほど「上司への信頼感」は高い、ということである。
ここではコミュニケーションの「内容」は問われていない。
つまり、部下は自身の言動に対する上司からの小まめなフィードバックを心待ちにしているということである。
それがないと不安で不安でたまらないのである。
まずは「コミュニケーションをとろう」という姿勢が重要ということ。
そしてまずは「量」を追い求めていくこと。
最初から「質」を問題にしすぎると、どうしても慎重になりすぎてしまい、「必要量」を満たせない。
そしてある程度の「量」をこなさなければ「質」も向上しない。
「量」が大事か「質」が大事かという二者択一ではない。
「量」をこなせば、ある段階で「質」に転化する瞬間が訪れる。
どちらを先に求めるかという順番が大事ということではないだろうか。
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