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2018年1月30日 (火)

高倉健インタヴューズ/野地秩嘉

Photo ささいなことですけれど、高倉さんはしっかりと挨拶されますね。打ち合わせで事務所に見えたとき、部屋に入るときは『おはようございます』。うちのぺーぺーの新入社員がコーヒーを出したときにも、『ありがとう』。食事をするときも『いただきます』……。そのときの立ち居振る舞いはすごく美しく見えます」

高倉健が出演した映画は204本。

そのなかで彼がしゃべるセリフをカウントしたところ、「すみません」「お願いします」「ありがとう」がベスト3だったという。

誰もが普段から言っている言葉。

誰もが言える言葉。

ところが高倉健が言うと違って聞こえる。

一つの映像が出来上がる。

極端に言えば、高倉健はこの三つの言葉を駆使することで一本の映画に主演することも可能なのだ。

演技の上手さとは決して長ゼリフや名文句をしゃべることではない。

「すみません」「ありがとう」といった普通の言葉に情感をこめることだ。

高倉健は自然にそれができている。

正に、彼は映画の中でも高倉健を演じていたのではないだろうか。

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