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2018年2月20日 (火)

現場論/遠藤功

Photo デンソーの深谷紘一前社長(現相談役)は「当たり前」についてこう指摘する。
 今日の当たり前が高いレベルにあり、自他ともにとことんしっかりと活動すれば多くの場合、他社と十分に戦え、新ビジネスの獲得につながっていくと信じたい。その結果、顧客、世の中から〝そこまでやるものか、デンソーの当たり前は〟〝すごい!さすが!〟と思われ、さらにそれは我々のやる気向上へと好循環されていく。この今日の当たり前はさらに自他ともに誇れるレベル、明日の当たり前にかさ上げされていかなければならないと考えている。

「当たり前を当たり前に」

よく言われる言葉である。

しかし、「当たり前」のレベルは会社によって、また、個人によって違う。

当たり前のことが当たり前にできるためには、まず「当たり前」とは何かを定義することが重要だ。

これを「標準」と呼ぶ。

「業務遂行主体」である現場には、「標準」が不可欠である。

「標準」がなければ、そもそも当たり前とは何かが人によってばらついてしまい、安定した業務を遂行することができない。

そして、この「当たり前」のレベルを上げること。

それを「体質」にすること。

これが企業の生き残る力となる。

私は日本企業はあくまでも「体質」で勝負すべきだ。

中途半端に「体格」を追求するのではなく、企業の「体質」を磨き込み、卓越した組織の力で世界と戦う。

これなくして日本企業の未来を描くことはできない。

その企業の「体質」が最も顕著に現れるのが現場である。

戦略の実行を担い、価値創造の当事者である現場の品質こそが、企業の「体質」といっても過言ではないだろう。

言うならば、現場は企業の「最後の砦」といえるのではないだろうか。

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