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2018年2月 6日 (火)

彩り河(下)/松本清張

Photo_3 「このハロペリドールは、生命への危険性はないが、副作用がある。
 筋肉が硬直し、金縛りの状態に陥る。第三者からは身体全体に小さな震動を見ることができる。顔貎は仮面様を呈し、身体の動きが自由にならない。……」

この小説で謎を解くカギとなるのがパロペリドールという薬物である。

服用して30分位して急に動作が鈍くなり、呂律が回らなくなる。

思考力を失い、何ごとにも無関心になり、自分がどうされようと無抵抗、子供のように従順となる。

しかも、5、6時間後の検死にはパロペリドールは微量のため検出できない。

偽装殺人には理想的な薬である。

清張はこのような小道具を使うのがうまい。

本書を読みながら、昔あったトリカブト事件を思い出した。

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