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2018年3月の31件の記事

2018年3月31日 (土)

営業/冨田和成

Photo 限りある情報から顧客の課題を推測して、初めてコンタクトを取るときにいきなりその仮説をぶつけるというのが私の営業スタイルの最大の特徴だった。

仮説思考とは、課題に直面したときにその解決策が見えていない状態でも問題全体を俯瞰して「ボトルネックはここだろう」と推論を立て、それを実証するために行動を起こすマインドセットのことである。

ロジカルシンキングでいう演繹法。

「結論ありき」「ゴールありき」「目的ありき」ですべての思考がスタートする。

「現時点で考えられる最適解」でまずはスタートしてみる考え方。

そして仮説思考の目的は、いち早く動き出すための最適解を見つけるため。

経験を積み上げていけばだんだん答えが見えてくると考えるのが一般的な思考パターンだが、それでは結果が出るまでに時間がかかりすぎる。

その点、あらかじめ問題の本質のあたりをつける仮説思考は、仮説が当たっていればいきなり問題の核心に迫ることができる。

また、「間違えていたら修正すればいい」という前提なので、解決策を試す際の躊躇がなく仕事のスピードがとにかく速い。

営業に限らず、仮説思考はあらゆる面で活用できるのではないだろうか。

2018年3月30日 (金)

サブスクリプション・マーケティング/アン・H・ジャンザー

Photo 物販モデルからサブスクリプションモデルへ移行すると、顧客との関係に変化が生じる。
 サブスクリプションでは、1度だけ取り引きをしてそれでおしまいというのではなく、顧客との関係が継続していく。

あらゆる分野でサブスクリプション(定額制、継続課金)へのシフトが進んでいる。

例えば私はアマゾンプライムを利用しているのだが、会員になると、対象商品が送料無料で届き、プライム・インスタント・ビデオのテレビ番組や映画は見放題、音楽も無料でダウンロードできる。

その他、さまざまな特典が与えられる。

正直言って、これで採算が取れているのかと思ってしまう。

しかし、これによって企業の顧客に対する向き合い方が明らかに変わってくるということは言えるのではないだろうか。

サブスクリプション・エコノミーでは、売り上げばかりに目を向け、顧客を無視しているマーケターは務めを半分しか果たしていない。

サブスクリプション・エコノミーでは、顧客を獲得したときが始まりである。

契約を済ませた顧客をどのように支援し、価値を育成するかということが重要な課題になってくる。

価値の育成とは、顧客からお金を搾りとることではなく、顧客の知覚価値を高めることである。

価値の育成によって顧客はロイヤリティの高い顧客、あるいはリピート客に変わっていく。

顧客をうまく満足させることができれば、その分、ビジネスも長期にわたってうまくいく。

それによって満足のいく結果を得た顧客は商品を他者に勧めるようになる。

この変化をうまくつかむことが出来るかどうかが重要なポイントになってくるのではないだろうか。

2018年3月29日 (木)

自分を磨く孔子のことば/青柳浩明

Photo譬えば山を爲るが如し。未だ一簣を成さざるも、止むは吾が止むなり。譬えば地を平かにするが如し。一簣を覆すと雖も、進むは吾が往くなり。(子罕)

{自分を成長させることは山を築くようなものです。あとスコップ一杯で山が完成するところで、止めれば未完成のままです。また地面の凹みをなくすようなものです。スコップ一杯を埋めただけでも、凹みは小さくなるのです。}

誰もが成長したいと思う。

では成長するためには何が必要か。

それはあきらめないことである。

諦めない限り、微々たるものであっても成長する。

では、人はどうして諦めてしまうのか。

多くの場合、人と自分を比較してしまうからである。

人と自分を比較して、自分の方が劣っていて到底追いつけそうにないと思ったとき、諦めてしまう。

諦めてしまうと、そこで成長はストップする。

ということは、成長するためには人と自分を比較しないことが大切だということ。

では誰と比較するのか。

それは昨日の自分である。

昨日の自分と今の自分を比較する。

そして微々たるものであっても成長している自分を日々確認する。

それを続ける。

人の成長は個人差がある。

その人らしい、その人にしかない成長の仕方がある。

これを知り認めることが必要。

そうすると、ある時点で振り返ると、とんでもない所に来ている自分に気が付くはずだ。

2018年3月28日 (水)

女子大生会計士の事件簿/山田真哉

Photo 「まあ、財務諸表に載っている数字って怪しいものが多いのよねぇ」

粉飾会計、会社乗っ取りなど、新聞やテレビの世界では耳にする言葉だが、一般の人々にはなじみの薄い言葉だ。

そもそも、中小企業にとって、普段からお付き合いのあるのは税理士であって、公認会計士とは縁遠い。

本書では、天真爛漫な女性公認会計士と弱気な青年会計士補が主人公。

その活躍によって次々と企業の不正が暴かれていく。

ナルホド、こんなやり方もあるのか、と、興味深く読ませて頂いた。

2018年3月27日 (火)

すごい売り方/木村和男

Photo モノに物語をつけられるかどうかで、結果としてあなたが売れる・売れないは大きく変わります。

人はモノを買うとき、そこから派生する「気持ち」や「シーン」、「イメージ」といったものを買う。

「この車でドライブしたら、どんな楽しい休日を送れるだろう」

「このシステムを入れたら、どんな仕事ができるだろう」

「これを着たら、どんな素敵な気持ちになるかしら」

「この家に住んだら、家族とのどんな暮らしが待ってるだろう」

と、このようにモノから派生する「物語」を買う。

だから大事なことは「モノ」を「モノ」として売るだけでなく、「物語をつけて売る」ということ。

人がモノを買うときは、 必ずしもその機能だけを買っているわけではない。

人がモノを買うときは、それを手にしたときのイメージも買っているはず。

お客さま一人ひとりに合わせた物語を、モノと一緒に提供し、モノにプラスαの価値をつける。

この辺りの想像力を働かせられるかどうかが売れるかどうかのポイントなのではないだろうか。

2018年3月26日 (月)

セクシープロジェクトで差をつけろ!/トム・ピーターズ

Photo 私の結論(冷酷な結論)はこうだ。会社に勤めていようがいまいが、 本物の プロにならなければ生き残れない。現在の地位や肩書に関係なく、個人事業主のつもりで働かなければ生き残れない。

刺激的なタイトルだが、要は、つまらない仕事を、すごいプロジェクトに変えろ!

本書のメッセージはこれに尽きる。

つまらない仕事はどんなに頑張っても、歴史に残る驚天動地のプロジェクトにはならない。

しかし、大事なのは、おもしろいことをやってやろうと思うと、仕事がおもしろくなる。

生きているのが楽しくなる。

そのことである。

かつてサラリーマンと言えば、安定の象徴であった。

今もその部分は残っているであろう。

しかし、半分以上の仕事が10年から20年後、なくなってしまうと言われている今、サラリーマンでいることはリスクになってきている。

一人ひとりが、新しいプロジェクトを立ち上げるつもりで生きていかなければ生き残っていけない。

そして本当の意味でのプロが求められる。

そんな時代が今、まさに、来ようとしているということではないだろうか。

2018年3月25日 (日)

メイカーズのエコシステム/高須正和

Photo 結論は、「人間だ! サプライチェーンは、人間が作ってるんだ!」って事だと思う。

「製造業のハリウッド」と呼ばれる深圳。

今の深圳には活気溢れたハードウェアの製造現場がある。

かつての日本にはあったが、今の日本にはなくなっているものがそこにある。

イノベーションはどのような条件で起きるか。

イノベーションの相当部分は既存のものの組み合わせであり、また多くの人々による小さな改良の積み重ねの成果である。

そしてそうした組み合わせが生じるためには、まず情報の自由な流通が必要だ。

人と人とが自由に交わり、才能と才能が融合し、化学反応を起こすことによってイノベーションが起こる。

その意味で、深圳の状況は、これから日本が成すべきことについて大きな示唆を与えてくれるのではないだろうか。

2018年3月24日 (土)

成功者が実践する「小さなコンセプト」/野地秩嘉

Photo 「運のない人は、死なんでもいいときに死んでみたりする。なんぼ追いつめられても徳川家康のように流れダマがそれて死なん人もいる。 人為 ではどうしようもない、もって生まれたものですな。僕はふたりのうちひとりを雇おうとする場合、学力、人格に甲乙つけがたいときは、履歴書などを参考にして、運の強い人を選びますな。運のいい社員は流れダマに当たらないし、会社にも運が向いてくるわけですよ」

上記は松下幸之助の言葉。

成功者の中で「運」を重視する人は多い。

また、私の接する経営者の中にも「運」を大切にする人は多い。

問題は、これを非科学的と捉えるか、経験に裏打ちされた何か深いモノ、と捉えるかだ。

私自身は、成功の陰には「目に見えない何か」があると思っている。

そして、それを認めることが「謙虚さ」だと思う。

逆に「自分の力で成功したんだ」と言ってる人は、どこかで足をすくわれる傾向が強いようだ。

「運」には成功者にしかわからない「何か」があるのではないだろうか。

2018年3月23日 (金)

プレゼンは話す順番が9割!/三橋泰介

Photo 良い「つかみ」上手い「つかみ」とは何でしょうか?
 1つのテクニックとして私が研修の中でお伝えしているのが、「逆説を言おう」というノウハウです。

プレゼンやスピーチでは「つかみ」が重要だ。

良いつかみがあると、その後の展開が楽になる。

この「逆説を言おう」というノウハウ。

非常に面白い。

つまり、逆説、つまり普通の人が考えている常識とは逆の事を、スピーチの冒頭で言うということ。

例えば、

「営業とは、売らないことが大事」とか、

「人脈とは、人に会わないこと」とか、

「税理士で、節税をしない人がいます」等々。

この「逆説的なつかみ」をスピーチの冒頭ですると、「え? どういう意味??」と参加者がビックリして注目が集まる。

敢えて「逆説」を伝えてみることで参加者の意識を引きこむ事ができる。

そのためには、普通の人は何を「常識」だと考えているか?

それを知ることが重要。

「常識」を知った上で、「常識」と逆のことを言う。

この技、ぜひ、自分のものにしたいものだ。

2018年3月22日 (木)

ホワイトスペース戦略/マーク・ジョンソン

Photo_3 一方、インターネットに牽引されて新しいビジネスモデルが登場した結果、さまざまな旧態依然の産業が膝を屈した。すぐに思い浮かぶ実例がいくつもある。たとえば、エンサイクロペディア・ブリタニカ。この歴史ある百科事典のビジネスモデルは、1990年代に「合格レベル」の品質を満たしたマイクロソフトの電子百科事典エンカルタが登場したことにより破壊的な打撃を受け、その後、「合格レベル未満」のオンライン百科事典ウィキペディアとグーグル検索の登場で追い討ちをかけられた。

そういえば、私が若い頃、多くの家庭の書斎にはブリタニカ百科事典があった。

それが揃っていると、いかにも教養のある家庭だという印象を持ったものだ。

ところが、今、家庭に百科事典が飾ってあるのだろうか。

昔、買ったものを捨てずに持ち続けている人はいるかもしれないが、これから新たに揃えようという人はあまりいないだろう。

これと同様に、今、様々な分野で大きな変化が起こっている。

もう、これをやっていれば安泰というビジネスモデルはないだろう。

かつてダーウィンは「生き延びるのは、 最も強い種でもなければ、最も知的な種でもない。変化に最も適応できる種である」と言った。

その意味では、ホワイトスペースへの進出は重要な生き残りの道だろう。

ビジネスの世界で「ホワイトスペース」という言葉は一般に、まだ開拓されていない領域や、まだ需要が満たされていない市場という意味で用いられる。

成功事例としてアップルがある。

アップルが独創的だったのは、音楽を手軽にダウンロードできる仕組みをつくれば高価な音楽プレーヤーの需要を喚起できると気づいたことだった。

iPodを売り出した一年半後、アップルはiTunesストアを開設。

ハードウェアとソフトウェア、デジタル音楽をセットにして提供することにより、利便性を高めて、顧客を囲い込むことに成功した。

しかし、これも今は過去の話になっている。

まだ皆が気づいていないホワイトスペースはどのようなものがあるのだろうか。

2018年3月21日 (水)

教養は児童書で学べ/出口治明

Photo_2 「このとおり、さかさ町では、子どもがはたらき、おとしよりはあそんでもいいことになっています」と、チャーリーがいいました。「あのおじいさんは、40年間このホテルではたらいて、すっかりくたびれてしまいました。だからもうやすんで、あそんだり、本をよんだりしていいのです。そのおかげで、ぼくがはたらけるってわけです。たのしいですよ、はたらくって。さて、お名まえは?」

良い児童書は、無駄をすべて削ぎ落としたうえで、ていねいにつくってある。

そのため、物事の本質をついていることがある。

また、大人が読んでも大いに参考になることが多い。

上記抜書きは『さかさ町』という児童書からのもの。

『さかさ町』を要約すると、

リッキーとアンは、汽車に乗っておじいちゃんの家に向かっていたところ、線路の事故のため途中駅で汽車を降りることになる。

そこは何もかもがさかさになっている「さかさ町」。

家は屋根が下になっていて、車は屋上に停めてある。

ホテルに着くと、子どもが働き、お年寄りは遊んでいた。

病院で待つのは、患者ではなく医者。

お金を払うのは健康な人。

小学校に行っていいのはいい子だけ。

ふたりは「さかさ町」を探検して、いろいろな「さかさ」を発見する。

といった物語。

でも、世の中、物事を逆さに見るということによって物事の本質が見えてくることは多い。

たかが児童書、されど児童書、ということではないだろうか。

2018年3月20日 (火)

世界は四大文明でできている/橋爪大三郎

Photo 外国人とさまざまな交渉をするとき、その半分くらいは雑談です。実はこの雑談こそ重要なのですね。相手は雑談を通じて、貴方の「品定め」をしているからです。

雑談力という言葉があるが、この雑談力ほどその人の人間性や人格が如実に表れるものはない。

例えば、お客様は営業マンの勧める商品を買う前に、営業マンそのものを買う。

営業マンが本当に信頼に足るものだと確信した時はじめてお客様は商品を買う。

そしてその判断の決め手になるのが、営業マンの雑談力である。

営業マンが商品知識を深く知っていてもそれは当たり前。

問題はそれを底支えする教養があるかどうかである。

そして、その人に教養があるかどうかは、雑談してみればすぐに分かる。

だからできる営業マンは雑談がうまい。

ただ、教養といった場合、日本人は足りない部分が多い。

特に日本人は宗教を知らない。

自分は無宗教だという日本人が多い。

しかし、「無宗教」とは「人間ではない」と言っているのと同じという価値観をもっている外国人は多い。

今、世界で起こっていることは、宗教への深い理解がなければ分からないことが多い。

宗教とは、人びとが、同じように考え、同じように行動するための、装置である。

この辺りの不勉強さや理解の浅さが、日本人が今一歩国際化できない要因になっているのではないだろうか。

2018年3月19日 (月)

成功する人の条件/高田紘一

Photo 私はこれまで若い人によく、「細胞で語れ」と言ってきました。「細胞で聞いて、細胞で語れ、頭で語るな」とは、生物学的には奇異な感を抱くかもしれませんが、これは、物事の本質を捉えて、それを心から語れということなのです。

「細胞で語る」とはどういうことなのか。

自分の経験でいうならば意識して覚えようとしなくても、記憶の中にしっかりと残る言葉がある。

こういう言葉のことを言うのではないだろうか。

逆に言えば、覚えようとしなければ覚えられないような言葉は、「細胞で語った」言葉ではないということ。

また、「細胞で聞いて、細胞で語る」ような努力を重ねると、あまりメモもいらなくなるだろう。

自分がこれまで生きてきた中で、確かに心に残っている言葉がある。

それは多くの場合、単なる書物を読んだり勉強したりして作った言葉ではなく、その人の生き方や体験からにじみ出たような言葉。

例えば、スポーツ選手の言葉は意外と心に残る。

それは長い間の努力が報われた、あるいは報われなかったとき、その人の魂からにじみ出た言葉だから。

聞く者にもそのことが伝わる。

だから心にうったえるものがあり、記憶に残る。

少なくとも、語る者は、「細胞で語れる」ように努力をする必要があるということであろう。

2018年3月18日 (日)

東芝の悲劇/大鹿靖明

Photo どんな名門企業といえども、トップ人事を過てば、取り返しのつかないほどの打撃をその企業に与える。一国は一人を以て興り、一人を以て滅ぶ。東芝で起きたことは、それだった。どこの会社でも起こりうることである。

東芝ほどの名門企業がどうして凋落していったのか。

本書を読んで、感じるのは、最初から最後まで権力闘争、派閥闘争の話だということ。

転落の一因となった米ウェスチングハウスの買収劇。

2015年に粉飾決算が発覚。

そしてウェスチングハウスの経営破綻。

東芝の凋落は、すべて経営者の失敗に起因するもの。

その意味では「経営不祥事」だった。

歴史に「if」はないというが、もし西室泰三が社長にならなければ東芝の歩みはずいぶん違ったものになっただろう。

せめて西室泰三が西田厚聰を抜擢しなければ、ここまでの惨状に陥ることはなかったに違いない。

東芝の元広報室長は「模倣の西室、無能の岡村、野望の西田、無謀の佐々木」と評した。

この四代によって、その美風が損なわれ、成長の芽が摘み取られ、潤沢な資産を失っていった。

権力に固執し、責任をとらず、思考停止したトップを擁する組織は必ず滅びるという警告だと言える。

2018年3月17日 (土)

ジョイ・インク/リチャード・シェリダン

Photo 喜びあふれる文化は人を呼ぶ。顧客もそうだし、地元のコミュニティやマスコミもそうだ。やり方やアイデアを人に伝えられるという点が、メンローの成功の土台の一つだ。

著者は、米国のソフトウェア開発会社、「メンロー・イノベーション社」CEO兼共同創業者。

自身が経営するメンロー社は、職場の柔軟性におけるビジネス・エクセレンス部門にて、アルフレッド・P・スローン賞を7年連続で獲得している。

メンロー社は、IT企業なのに、紙に手書き・セロテープで貼って進捗管理する。

リモートワークは信じない。

仕切りのない大部屋でワイワイガヤガヤ!

そうする中で、喜びが見えるようになる。

喜びを感じるようになる。

チーム全体で喜びに触れられそうになる。

全員が、それぞれの形で、自社の文化、価値、ミッションについて自信を持って話せる。

統一された目的があり、目的を達成する道がある。

人を尊敬し、お互いを受け入れられる文化では、セレンディピティが起きやすくなる。

人と人とが出会って、予想外の会話を促していると、定期的でシステマチックなイノベーションが生まれる。

これが真の「働き方改革」なのではないだろうか。

2018年3月16日 (金)

ゆるく考えよう/ちきりん

Photo 今までの決まりごとに捕らわれず、自分の「好き」「楽しい」「ラク」を優先する──それはつまり「自分基準」で生きるということです。

今、新聞紙上では毎日のように「働き方改革」の文字が躍っている。

確かに、日本人の働き方が曲がり角に来ているのは確かなようだ。

日本の競争力の低下、少子高齢化による労働者人口の減少、AIやロボットの進化による影響等々、課題山積の日本人の働き方である。

では、「好き」を仕事にすればよいのか?

恐らくそのような働き方のできる人は一部であろう。

では、高度成長期のように企業の奴隷のような働き方が良いのか?

それも違うような気がする。

要は、「自分基準」を持ち、働き方や生き方を選んでいく時代になったということではないだろうか。

2018年3月15日 (木)

齋藤孝の速読塾/齋藤孝

Photo 私は、本を読むとき必ず「読んだあと、書評を人に言うのだ!」と思って読んでいます。もちろん書評をいちいち人に言わないほうが多いのですが、それでもそう思いこんで読まないと、速く読めないし、正確に読めないというのが私の持論です。

私自身、速読術は習ったことが無い。

しかし、結果として速読をしている。

この本も20分くらいで読んでいる。

要は、ポイントを押させて読み、あとは飛ばして読んでも理解に支障がないということ。

ではポイントを押さえるて読むにはどうすればよいのか?

それはアウトプットを前提に読むことである。

そうするといやでも「この本のポイントはどこにあるのだろう」という意識をもって読むようになる。

結果、重要な箇所とそうでない箇所が区別できるようになり、読むスピードもアップする。

速読に関する本も何冊か読んだことがあるのだが、大体同じようなことを言っているようだ。

2018年3月14日 (水)

彼女が会社を辞めた理由/影山惠子

Photo ただ、自分の経験から言えるのは、あまり賢すぎるといろんなリスクや不安材料ばかりが目について、目の前にあるチャンスを逃したり、肝心な一歩を踏み出せないことがあるということです。理屈で考えれば、挑戦することの無謀さやうまくいかない理由、不安要素はいくらでも挙げられます。でも、やってみないとわからないことのほうが、世の中には圧倒的に多いと思うんです。

多くの人は会社員として社会人としての人生をスタートする。

そのまま会社員として働き続ければ、それなりの安定した人生を送ることができる。

しかし、会社という組織で働く以上、様々な制約がある。

社命であれば、やりたくない仕事もしなければならないし、売りたくない商品も売らなければならない。

行きたくない国に行かなければならないかもしれない。

それでも「これが会社で働くということ」と妥協しながら自らを納得させ働く人がほとんどである。

でも、同時に「私には、もっと、いろんな生き方があるのではないか」「私には、もっと、自分を活かせる場があるのではないか」という心の声が聞こえてくるもの。

本書で登場する13人は、安定した会社員という立場を捨て、新たな道を選択した女性たちである。

マラソンランナー、バーテンダー、タレント、漫画家など、その道は様々だが、自分の夢を叶えている。

彼女らに共通することを一言で言えば、「思い切りの良さ」。

安定した生活を捨てて一歩踏み出すには勇気がいるもの。

その一歩を踏み出せるかどうかなのだが、そのような点は男性より女性の方が優れているのではないだろうか。

女性の時代と言われる所以であろう。

2018年3月13日 (火)

性格は捨てられる/心屋仁之助

Photo 信じられないかもしれませんが、パソコンの構造は、人間の心の構造と同じです。「個性」(OS)を変えることができませんが、「性格」(ソフト)は自由に変えられるのです。

「個性」と「性格」の関係をパソコンのOSとソフトの関係にたとえていることはわかりやすい。

つまり、個性は生まれつきのものなので変えることはできない。

しかし、性格は個性の上に乗っかっているものなので、変えることができるというのである。

性格には必ず両面がある。

引っ込み思案な性格の人は、そのおかげで恥ずかしい目にあわずにすんでいるかもしれない。

怒りっぽい性格の人は、そのおかげで周囲の人がいうことを聞いてくれるし、ストレスが残らない。

我慢できない性格の人は、そのおかげで物事を早く進めることができる。

人見知りする性格の人は、そのおかけで本当に大切な人だけとすばらしい時間を過ごせるし、いやな思いや緊張することを避けられる。

と、このように必ず悪い面の裏には良い面もある。。

まず、自分の性格としっかり向き合い、良い面が最大限発揮できるようにすることが大事ということではないだろうか。

2018年3月12日 (月)

抜擢される人の人脈力/岡島悦子

Photo 人脈スパイラル・モデルは、どのようにすれば実行できるのでしょうか。
 私は、大きく五つの主体的な行動によって実現できると考えています。それは「自分にタグをつける」「コンテンツを作る」「仲間を広げる」「自分情報を流通させる」「チャンスを積極的に取りに行く」です。
 この五つのステップを確実に踏んでいくことによって、実力と人脈がちょうど「渦巻(スパイラル)」のように、上昇・拡大していくのです。

抜擢人事という言葉がある。

通常の出世コースとは違った形で年功や学歴・職歴といったものを飛び越えて人材を登用したり、高いポストに起用したりすることである。

抜擢された者は、それによってチャレンジングな仕事を与えられ、大きく成長することがある。

つまり、成長するためには抜擢される力も必要というわけである。

では抜擢されるためには何が必要か?

著者は、そのための5つのステップを示している。

第1に、自分にタグをつける。

つまり、自分が何屋なのか訴求ポイントをはっきりさせる。

第2に、コンテンツを作る。

つまり、「お、こいつは」と思わせる実績事例を作る。

第3に、仲間を広げる。

つまり、コンテンツを試しあい、お互いに切磋琢磨して、次のステップを共創する。

第4に、自分情報を流通させる。

つまり、何かの時に自分のことを思い出してもらうよう、種を蒔く。

第5に、チャンスを積極的に取りに行く。

つまり、実力以上のことに挑戦し、人脈レイヤーを上げる。

この5つである。

中でも第1の「自分にタグをつける」ことは重要だ。

タグとは訴求ポイントである。

訴求ポイントが明確だと、多様な人の中で「キャラ立ち」する。

そのためには、自分はどのような「タグ」をつけると一番差別化できるのかを考えること。

そして、他人が「思わず誰かに話したくなるようなタグ」を作ることだ。

それができれば、タグは独り歩きしてくれる。

これを明確にするだけで、抜擢される可能性はかなり高くなるのではないだろうか。

2018年3月11日 (日)

なめらかなお金がめぐる社会。/家入一真

Photo 社会の価値観は「大きいことはいいことだ」から「小さいことはいいことだ」へと変わろうとしている。

「大きいことはいいことだ」

これを合言葉に日本人は戦後の焼け野原から奇跡の経済成長を成し遂げた。

かつて国民は、「大きな経済圏」の枠組みの中でとにかく歯を食いしばって必死に働いていればよかった。

大企業に就職し、一生懸命働けば個人の繁栄と安定が約束されると純粋に信じていた。

そのときの幸せの尺度は「豊かになること」の一つだけ。

確かに日本は豊かになた。

物質的に満たされた。

しかし、今の日本は問題山積だ。

経済の先行きはよく見えないし、少子高齢化、労働人口の減少、地方の過疎化、慢性的な財政赤字、震災からの復興、心の問題、ブラック企業など、様々な問題が山積している。

大きいことをを前提にした従来の資本主義的な考え方や経済のシステムは、明らかにほころびが生じている。

かつての高度経済成長期のように「大きなことはいいことだ」と成長・拡大を続けることを目指す既存の経済や仕組みを「大きな経済圏」と呼ぶならば、個人や地域レベルで小さなつながりを持ち、支え合っているコミュニティのことを、著者は「小さな経済圏」と呼ぶ。

この「小さな経済圏」こそが、何かと生きづらくなった現代の、新しい生き方の鍵を握っているというのである。

人は希望を持つから絶望する。

夢を持つから夢に敗れる。

他人との比較ばかりをするから自信を失う。

完璧を目指すから失敗を恐れ、最初の一歩が踏み出せない。

過度に欲しがるから、心の穴が埋まらない。

これらは一つの価値観に凝り固まってしまうのでそうなってしまうのである。

でも、もっと違った価値観や生き方があってよい。

もっと等身大の生き方があるのではないだろうか。

「小さな経済圏」

一つの可能性を提起しているといってよいと思う。

2018年3月10日 (土)

組織は変われるか/加藤雅則

Photo 多忙感がやりがいにつながるのか、あるいは疲弊感となるのか。その分岐点は、「孤立感」ではないかと思う。一体感の強い職場では、相互の支援や共通の達成感があるため、多忙感が個人の働きがい・やりがいを生み出しやすい。それに対して、一体感の弱い職場では、個人が分断されており、相互の支援がなく、達成感も得づらいので、疲弊感を生み出しやすいのではないか。

今、過重労働が問題になっている。

国会でも、裁量労働制の拡大や高度プロフェッショナル制度が過重労働につながると野党は反対姿勢を鮮明にしている。

しかし、議論を聞いていると論点がずれていると感じざるを得ない。

人はどうして疲弊してしまうのか?

単に長い時間労働したから疲弊するのではない。

そうではなく、その組織内の人間関係がどうなのかが一番の問題である。

組織内の人間関係が良好であれば、少々長く働いても個人が疲弊することはない。

むしろ、達成感や一体感が高まることもある。

逆にバラバラ感のある組織では、短い時間働いても個人は疲弊する。

組織とは所詮、個人の集まりである。

その個々の人間関係をよくするためにどうするのか。

そのテーマを解決すれば、多くの組織は変われるのではないだろうか。

2018年3月 9日 (金)

労働者階級の反乱/ブレイディみかこ

Photo EU離脱投票の結果を知った朝、わたしが一番最初に思ったのは、「この国の人たちは本当にやってしまう人たちなのだ」ということだった。いいにしろ、悪いにしろ、英国の労働者階級は黙って我慢するような人たちじゃない。必ず反撃の一手に出る。ものすごい暴挙でも、大それたことでも、彼らを怒らせたら、本当にやってしまう。

世の中には「まさか」が起こる。

近年最大の「まさか」はトランプの米国大統領選勝利と英国のEU離脱だろう。

両者とも、投票の前は真逆の予想が出ていた。

ところがふたを開けてみたら「まさか」が起こってしまった。

どうして予想が外れてしまったのか。

マスコミが事の本質を見誤り、表面的なことしか報道しなかったからである。

英国のEU離脱は「労働者たちの反乱」といわれるほど労働者階級の人々に支持された。

本書を読むと、白人労働者階級は、一般に信じられているような「感情的で動物的な人々」ではないということが分かる。

合理的にものを考える人々だ。

彼らは、自分たちの不満や喪失感に関心を持ち、気にかけてくれる政治家を求め、裏切られ続けてきた。

その結果が国民投票によるEU離脱の決定である。

いつも物事の本質はどこにあるのか、見極める目を持つことが必要だと考えさせられた。

2018年3月 8日 (木)

2018年の世界/大前研一

2018 そして何と言っても、尖った人間をつくることに力を注いでほしい。尖った人間をつくる教育に高い優先順位をおいて進めていただきたいと思います。

大前研一氏が2018年の世界について提言をしている。

様々な角度で問題点を指摘している。

賛成できる部分もあれば、賛成できない部分もある。

しかし、日本の教育制度については、その通りだと感じた。

日本人の教育レベルは非常に高いものである。

そしてその高いレベルの教育が高度成長期の成長を支えたと言ってよい。

しかし、これが今や制度疲労を起こしてしまっているのではないかと懸念される。

今の日本の教育制度は20世紀の大量生産・大量消費時代における中の上くらいの人材を大量につくるものでしかない。

今、必要な人材はエッジの効いた変わった人材、尖った人材である。

ところが、そのような人材を育てる仕掛けが全くない。

日本が将来も競争力を確保するためには、教育制度を抜本から見直す必要があるのではないだろうか。

2018年3月 7日 (水)

勝ち続ける会社をつくる 起業の教科書/野坂英吾

Photo 一歩踏み出すためには、起業家の心の中に、あるものが必要です。
 それは、「根拠なき自信」です。

 

著者は就職もせず、知識も社会人経験も人脈もなく、アルバイトで貯めた30万円の資金で事業をスタートし、100億円企業をつくったという。

このような成功した起業家の体験談を読むと、ある共通項があることに気づかされる。

それは「根拠なき自信」である。

起業家のほとんどは、初めて会社を立ち上げる。

まったく経験のないビジネスを立ち上げようとしているなら、右も左もわからないはず。

未知のビジネスを始めるということは、ゼロから1を生み出す行為であり、不確実性の中に身を投じるということ。

客観的にあれこれ考えていくと、どんどん自信がなくなってくるはず。

普通の人であれば、二の足を踏んでしまうだろう。

でもそんなことを考えていたら、いつまで経っても起業などできるはずがない。

ビジネスは、やってみないとわからないもの。

ここで一歩踏み出せるかどうか、決め手は「根拠なき自信」である。

これを持てる人が起業する。

そして、その中から成功者が現れる。

ある意味、起業家とは非常識人と言えるのかもしれない。

2018年3月 6日 (火)

頭が悪い人のビジネスフレーズ58/吉野秀

58 「この件は適当に流しますね」「それはまずいよ。今後のことも考えて、ないがしろにしないように」。つい聞き放ってしまうフレーズだが、「ないがしろ」の意味が正しく使われていない。「ない」を「無い」と思い込んでいる結果と思われ、「無は認めず」で用いたようだ。

「ないがしろ」は「蔑ろ」と書く形容動詞。

「それがまるでないかのように、侮って軽んじるさま」「いい加減に扱うこと」を示す。

「上司を蔑ろにする」といった使い方をする。

ところが、「無い+がしろ」と意味を取り違えている人がいる。

そして、間違った言葉遣いは、その人の信用を損なわせる。

しかも、年をとればとるほど、誰も注意してくれなくなる。

企業人は、一期一会。

一度、バカの烙印を押されると修復は難しい。

ひいては、「あいつとは仕事をしない方がいい」と、はじかれてしまう危険性は相当高い。

それは企業人にとっては致命傷だ。

言葉はその人の人格を表す。

注意したいものだ。

2018年3月 5日 (月)

残業ゼロの「1日1箱」仕事術/佐々木正悟

Photo 見通しが立つと人はやる気になります。仕事が終わるところがイメージできるからです。

仕事のパフォーマンスは、「能力」×「やる気」で決まると言ってよい。

能力は一日二日で極端に上がったり下がったりすることはないが、やる気は日々変わると言ってよい。

では、どのような時やる気がでて、どのような時やる気が削がれるのか。

一つ言えるのは、「ここまでやれば終わる」が見えている仕事はやる気が出る。

逆に言えば、「ここまでやれば」が見えない仕事はやる気が削がれる、とも言える。

本書では1日1箱仕事術を勧めている。

これは、実際に箱を用いる仕事術ではない。

「1日の仕事を箱に、適切な量だけ入れて、それを減らしていく」というイメージを持つ仕事術のこと。

問題は、「どのくらいの仕事を箱の中に入れるか」ということ。

多すぎても少なすぎてもダメ。

そのためには、すべての仕事について「どれだけの時間がかかるのか」という見積もりを立てる習慣をつけることが必要。

そうすれば、「1日」という箱の中に、適切な量の仕事を詰めることが、簡単になる。

「まず測ることから始めよ」ということではないだろうか。

2018年3月 4日 (日)

説明力があがるコツ/佐々木恵

Photo 重要なメッセージをひとつに絞って、それを繰り返し伝えて、相手の頭に残す。相手の頭のなかに、まずは1本の柱を立てるイメージです。そこから、枝を伸ばすように、関連情報を伝えると、より記憶に残りやすくなります。

相手に何かを話しても、相手の頭に記憶としてしっかり残る場合と、そうでない場合がある。

どこが違うのか。

それは人の記憶の構造を考えるとよくわかる。

人の記憶は、脳内でバラバラに保管されているのではない。

ネットワーク構造になっている。

木の枝のように、関連のあるモノをつないで、結びつけて脳内に保存している。

だから、説明した内容について質問しても答えられない人が、ヒントを出せば答えられるのは、ヒントから関連する情報をつないで、探り当てて、答えを見つけられるからである。

相手の記憶に残る話をしたいのであれば、この構造を利用することである。

つまり、ひとつを教えたら、関連事項を合わせて伝える。

関連付けができるので、より記憶に残りやすく、また思い出しやすくなる。

その意味では、相手の頭の中の幹と枝葉がどのような構造になっているのか、それを見極めて説明することが必要なのではないだろうか。

2018年3月 3日 (土)

どんな人にもピン!とくる教え方のコツ/佐々木恵

Photo 幕末の武士で、武士の教育にも尽力した吉田松陰はこう言っています。「誰にでも1つ2つの長所はある、それを伸ばせ」と。

以前から日本は短所を克服する教育、欧米は長所を伸ばす教育だと言われていた。

だから日本の企業では、入社したての新入社員は弱点克服の教育を受ける。

結果、日本は金太郎アメ的な社員を量産してきた。

そしてそれは均一化された商品を大量に生産するには良かったのかもしれない。

高度成長期はそれが求められていた。

ところが、個人のニーズが多様化した現代では、過去の強みは弱みになってきている。

今は強みを伸ばす教育が求められてきている。

それによって個々の間で化学反応が起こり、イノベーションが起こることを仕掛ける。

そんな人事政策が求められている。

ところがそれを二百年近く前に吉田松陰はやっていた。

維新の立役者となった人材のエネルギーはそこから生まれたのかもしれない。

2018年3月 2日 (金)

裁判官・非常識な判決48選/間川清

48【訴えの内容】
銀座のクラブのママが原告の夫と約7年間にもわたって性交渉しており、精神的苦痛を受けた。慰謝料として400万円を請求する。

【判決】
クラブのホステスの中には「枕営業」をする者がいるのは公知の事実。枕営業は売春婦と同様、客の性欲処理に応じたものにすぎず、結婚生活の平和を害するものではないから慰謝料は発生しない。(東京地裁平成26年4月14日判決)

裁判では、時々トンデモ判決が下されることがある。

裁判官の常識を疑ってしまうこともある。

上記の判決など、その類だ。

そもそも、妻がいる男性がほかの女性と性交渉を持つことは不貞行為といって違法な行為になる。

不貞行為をした夫や、その相手となった女性は妻に対して慰謝料を支払わなければならない。

この判決がおかしいのは、夫がクラブのママと性交渉をしたこと自体は認めているにもかかわらず、その性交渉の理由が「枕営業」の場合には、慰謝料が認められないとしているところにある。

そして、一番の突っ込みどころは、ホステスや売春婦と性交渉を持っても、結婚生活の平和を害するものではない、と言い切っているところ。

夫が外でホステスや風俗嬢と性的な関係を持ったことを奥さんが知ったらどうなるか?

おそらく「結婚生活の平和」を害することになると思う。

さらに、この判決は、「クラブのホステスに枕営業する人が少なからずいるのは公知の事実」とまで言い切っている。

本当にそうだろうか。

果たしてそこまで言い切れるのだろうか?

裁判官の「常識」を疑ってしまう。

2018年3月 1日 (木)

15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと/正田圭

15 そんな僕が中学生の時に取り組んだのが、「お金持ちになる」ことだった。子ども達が、野球やサッカーでプロの「スポーツ選手になる」ことに憧れて努力するのと同じように、ぼくは「お金持ちになる」ことに憧れて努力をした。

起業家にはいろんなタイプがある。

社会貢献をしたいという強い意志が原動力になって会社を立ち上げる人、

自分の得意分野をさらに極め、それを業としてゆきたいという事から起業する人、

好きなことを仕事にしたいという事から起業する人、

様々である。

それと比較すると著者の動機は極めてシンプル、

「お金もちになる」ことである。

この場合、どんな分野に進出するかということに対する縛りはない。

あえて言うならば、「儲かれば何でも」ということになる。

しかし、このような思いで起業した人の周りには、同じような思いを持つ人が集まる。

本書で、人からだまされたエピソードが何度か語られているが、それはそのような人が集まるような種を蒔いているからではないだろうか。

「類は友を呼ぶ」のである。

ただ、これも起業の一つの形なのだろう。

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