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2018年3月19日 (月)

成功する人の条件/高田紘一

Photo 私はこれまで若い人によく、「細胞で語れ」と言ってきました。「細胞で聞いて、細胞で語れ、頭で語るな」とは、生物学的には奇異な感を抱くかもしれませんが、これは、物事の本質を捉えて、それを心から語れということなのです。

「細胞で語る」とはどういうことなのか。

自分の経験でいうならば意識して覚えようとしなくても、記憶の中にしっかりと残る言葉がある。

こういう言葉のことを言うのではないだろうか。

逆に言えば、覚えようとしなければ覚えられないような言葉は、「細胞で語った」言葉ではないということ。

また、「細胞で聞いて、細胞で語る」ような努力を重ねると、あまりメモもいらなくなるだろう。

自分がこれまで生きてきた中で、確かに心に残っている言葉がある。

それは多くの場合、単なる書物を読んだり勉強したりして作った言葉ではなく、その人の生き方や体験からにじみ出たような言葉。

例えば、スポーツ選手の言葉は意外と心に残る。

それは長い間の努力が報われた、あるいは報われなかったとき、その人の魂からにじみ出た言葉だから。

聞く者にもそのことが伝わる。

だから心にうったえるものがあり、記憶に残る。

少なくとも、語る者は、「細胞で語れる」ように努力をする必要があるということであろう。

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