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2018年3月21日 (水)

教養は児童書で学べ/出口治明

Photo_2 「このとおり、さかさ町では、子どもがはたらき、おとしよりはあそんでもいいことになっています」と、チャーリーがいいました。「あのおじいさんは、40年間このホテルではたらいて、すっかりくたびれてしまいました。だからもうやすんで、あそんだり、本をよんだりしていいのです。そのおかげで、ぼくがはたらけるってわけです。たのしいですよ、はたらくって。さて、お名まえは?」

良い児童書は、無駄をすべて削ぎ落としたうえで、ていねいにつくってある。

そのため、物事の本質をついていることがある。

また、大人が読んでも大いに参考になることが多い。

上記抜書きは『さかさ町』という児童書からのもの。

『さかさ町』を要約すると、

リッキーとアンは、汽車に乗っておじいちゃんの家に向かっていたところ、線路の事故のため途中駅で汽車を降りることになる。

そこは何もかもがさかさになっている「さかさ町」。

家は屋根が下になっていて、車は屋上に停めてある。

ホテルに着くと、子どもが働き、お年寄りは遊んでいた。

病院で待つのは、患者ではなく医者。

お金を払うのは健康な人。

小学校に行っていいのはいい子だけ。

ふたりは「さかさ町」を探検して、いろいろな「さかさ」を発見する。

といった物語。

でも、世の中、物事を逆さに見るということによって物事の本質が見えてくることは多い。

たかが児童書、されど児童書、ということではないだろうか。

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