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2018年3月22日 (木)

ホワイトスペース戦略/マーク・ジョンソン

Photo_3 一方、インターネットに牽引されて新しいビジネスモデルが登場した結果、さまざまな旧態依然の産業が膝を屈した。すぐに思い浮かぶ実例がいくつもある。たとえば、エンサイクロペディア・ブリタニカ。この歴史ある百科事典のビジネスモデルは、1990年代に「合格レベル」の品質を満たしたマイクロソフトの電子百科事典エンカルタが登場したことにより破壊的な打撃を受け、その後、「合格レベル未満」のオンライン百科事典ウィキペディアとグーグル検索の登場で追い討ちをかけられた。

そういえば、私が若い頃、多くの家庭の書斎にはブリタニカ百科事典があった。

それが揃っていると、いかにも教養のある家庭だという印象を持ったものだ。

ところが、今、家庭に百科事典が飾ってあるのだろうか。

昔、買ったものを捨てずに持ち続けている人はいるかもしれないが、これから新たに揃えようという人はあまりいないだろう。

これと同様に、今、様々な分野で大きな変化が起こっている。

もう、これをやっていれば安泰というビジネスモデルはないだろう。

かつてダーウィンは「生き延びるのは、 最も強い種でもなければ、最も知的な種でもない。変化に最も適応できる種である」と言った。

その意味では、ホワイトスペースへの進出は重要な生き残りの道だろう。

ビジネスの世界で「ホワイトスペース」という言葉は一般に、まだ開拓されていない領域や、まだ需要が満たされていない市場という意味で用いられる。

成功事例としてアップルがある。

アップルが独創的だったのは、音楽を手軽にダウンロードできる仕組みをつくれば高価な音楽プレーヤーの需要を喚起できると気づいたことだった。

iPodを売り出した一年半後、アップルはiTunesストアを開設。

ハードウェアとソフトウェア、デジタル音楽をセットにして提供することにより、利便性を高めて、顧客を囲い込むことに成功した。

しかし、これも今は過去の話になっている。

まだ皆が気づいていないホワイトスペースはどのようなものがあるのだろうか。

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