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2018年4月19日 (木)

異文化理解力/エリン・メイヤー

Photo 日本では、空気が読めなかったら、良い聞き手ではないのです。
 そこまで言うとアメリカ人から質問が出た。
 「『空気を読む』とはどういう意味ですか?」
 タカキは答えた。「日本で会議をしていて、誰かが言葉には出さず反対や不快感を表明した場合、周りの者たちはその不快感の表明を空気を読んで察知しなければなりません。もしそのメッセージを感じ取れない人がいたら、私たちはその人物を『KYだ!』と言います」
 質問をしたアメリカ人は少し笑って言った。「ということはつまり、私たちアメリカ人はみなKYですね!」
 
タカキは何も言わなかったが、私の読みでは同意の印だった。

国が違えば、価値観や物事の受け止め方等が変わってくる。

特に日本では、どんな場合にも「空気を読む」ことが求められる。

その場の空気を読んで発言し、行動する。

それができない人は「気が利かない」「KY」と呼ばれる。

この場合の「気が利く」とは、ともに仕事をしている相手に「気持ちがいい」と感じさせる対応ができることだ。

少なくとも不快にはさせないのが最低ラインだ。

不快な感覚というのは非常に身体的なもので、「説明できないけれど、瞬間的に嫌だと感じる」ものである。

そして、グローバルビジネスにおいてこの「快と不快を分ける枠組み」というのが、実は私たち一人ひとりが持つそれぞれの「文化」である。

グローバル環境において「気が利く」ということはつまり、「相手と自分の文化の違いを理解して、みなが心地よく良いパフォーマンスを出せる環境を作り出す」ことである。

そう考えると、日本は極めて特殊な能力が求められる国かもしれない。

少なくとも、他の国で「忖度」が問題になることはないのではないだろうか。

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