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2018年4月 2日 (月)

独立の思考/孫崎享、カレル・ヴァン・ウォルフレン

Photo 官僚を使いこなそうとすれば、人事を押さえなければなりません。田中角栄も各省庁トップである次官の人事権を握ることで、官僚機構に 睨みを利かせていた。

本書は孫崎氏とウォルフレン氏の対談である。

時期は丁度、第二次安倍内閣発足当時。

読んでみると、二人とも官僚の人事権を官邸が握ることが大事だと主張している。

国の中枢は本来、首相を中心とする内閣が果たすべき役割である。

しかし日本では、官僚機構による実質的な統治が続いてきた。

ただし、彼らには「政治的な説明責任」はない。

逆にいえば、政治的な決断もできないので、時代の変化に対応し、政策を大きく変更していくようなことも苦手である。

特に今のような激動の時代でこのことは致命的だ。

そのため、内閣人事局が生まれた。

i今、今回の財務省の公文書改ざん問題で内閣人事局が批判の矢面に立たされている。

これがあるから官僚は官邸に忖度し、それが改ざんの遠因になったのだと。

少し的外れな議論と言わざるを得ない。

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