1440分の使い方/ケビン・クルーズ 著
モチベーションとは、つまるところ、「いい思いをしたい」「嫌な思いをしたくない」という気持ちのことだ。そこで、いつも先延ばしにしがちな、きついタスクを片づけるために、そのタスクをやる意味について、次のような想像を交えながら考えてみよう。
「これをやったら、どんないい思いをするだろうか?」
「これをやらなかったら、どんな嫌な思いをするだろうか?」
1日は24時間、1440分である。
タイトルであえて1440分と言っているのは、時間に対する意識を変えろというメッセージが込められている。
私たちは時間をあまりにも無駄に使っている。
中でも「先延ばし傾向」は時間の無駄につながる
しかし、それを意志の力で変えるのは容易ではない。
そうではなく、著者は自らに「これをやったら、どんないい思いをするだろうか?」または「これをやらなかったら、どんな嫌な思いをするだろうか?」
と質問することを勧めている。
確かにこの言葉は感情に直接語り掛ける言葉だ。
また、先送り傾向の強い人に対してこのような「問い」をしてみても面白い。
人は感情で動くものなのだから。
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