魔法のNLP実践トレーニング/椎名規夫
イチロー選手は打撃不振になってスランプに陥ると、ライトスタンドから観客として自分を見つめることをするそうです。
ライトスタンドの観客席から、バッターボックスにいる自分と相手のピッチャーを眺めます。
客観的な立場から、バッターボックスにいる、スランプに陥っている自分を見ることで、主観的な立場では気づくことができないことに気づくことが出来るからです。
このイチロー選手のスランプ脱出法は、NLPのポジションチェンジというスキルに似ている。
NLPでは自分・私のポジションを第1のポジション、
相手・あなたのポジションを第2のポジション、
善意の第三者のポジションを第3のポジション、という。
イチローはこの第3のポジションから自分を見ることによってスランプに陥っている自分を、善意の第三者の立場でみることによって、いろんな気づきを促していたのだろう。
イチローはNLPを知らない。
しかし、体験的にNLPの手法を使っていた。
非常に興味深いエピソードである。
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