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2018年6月14日 (木)

生きづらさの正体はアダルトチルドレン。/梅岡幸子

Photo 最終的に、「そのままの自分でいい。私は自分が好きだ」ということが腑に落ちれば、アダルトチルドレンを克服できたといってよいでしょう。

アダルトチルドレンとは、「機能不全家庭で育った影響で、成人してからも心の傷やトラウマを抱えている人たち」を指す。

何をやっても上手くいかず、自分を好きになれない。

どこへ行っても人間関係でつまずき、居場所がない。

愛されたい、認められたい、嫌われたくない。

そんな思いが渦巻く。

これらは、アダルトチルドレンの症状である。

「可愛い」「大好き」などの肯定的な言葉をたくさんかけられた子どもは、存在を承認され、自己肯定感を高く持つことができる。

良好な親子関係の中で他者との関わりを心地よいと感じるようになり、親密な人間関係を築くことができる。

一方、親から虐待を受け、「あんたなんか生むんじゃなかった」「お前はダメな子だ」と、存在や人格を否定するような言葉を繰り返し言われた子どもは、「自分は人から愛されない」「人との関わりがつらい」という初期設定になる。

すると、人間関係でのつまずきは必然となる。

家庭の外での人間関係は、幼少期の親子関係が大きく影響しているということである。

アダルトチルドレンの回復は4つのステップが必要となる。

第1に、子どものころから溜め込んでいる親への怒り、恐怖などを吐き出す。

第2に、自分の素直な感情をそのまま認める。

第3に、毎日記録をつけ、自分が頑張ったこと、やり遂げたこと、その日に起きた良い出来事に意識をフォーカスさせる。そして、しっかりと自分を認めて褒めることに慣れていく。

第4に、自分に合った心理療法をお守りとして持っておく。

特に第2、3が重要だ。

心の中に溜め込んだままの、親への怒りや恐怖心、その他の黒い感情を「思ったまま、感じたまま」に吐き出し、それを自分で認めるという作業である。

感情は、認めると消える。

最終的に、「そのままの自分でいい。私は自分が好きだ」ということが腑に落ちれば、アダルトチルドレンを克服できたといってよいということである。

でも、「ありのままの自分の感情を認める」ことは、すべての人に必要なことではないだろうか。

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