「自分の居場所がない」と感じたときに読む本/水島広子
「居場所」のキーワードは「安全」「自己受容」です。これは、 奇跡的に人から与えられることもありますが、自分でつくるほうが簡単です。 いつでも、その気になればつくれるのです。
「自分の居場所がない」
よく使われる表現である。
物理的な面と心理的な面があるが、多くの場合、心理的な面を指している。
なぜ人は「自分の居場所がない」と感じるのか。
一つは「安全でない」と感じたとき。
私たちは、危険な場に遭遇すると、「逃げるか、闘うか、固まるか」という反応が、 動物として 起こってくる。
何れも「居場所がない」と感じたときに起こる反応である。
そしてもう一つは「自己受容」が出来ないとき。
実は「居場所のなさ」を感じるときの私たちは、「自己受容」ができていないもの。
ということは「居場所のなさ」を本当の意味で改善できるのは、自分しかいないということである。
「自己受容」とは、 ありのままの自分を、「これが今の私だ。改善したいことはあるけれども、いろいろな事情を経た今の自分は、これがありのままなのだ」と認めること。
「自分は 繕わなくてよいのだ」という安心した自己受容が、「居場所」をつくると言える。
まずはありのままの自分を受け容れる事。
ここから始めることが必要なのだろう。
« 織田信長の外交/谷口克広 | トップページ | なぜこの人はわかってくれないのか/ジェイソン・ジェイ、ガブリエル・グラント »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
« 織田信長の外交/谷口克広 | トップページ | なぜこの人はわかってくれないのか/ジェイソン・ジェイ、ガブリエル・グラント »