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2018年6月18日 (月)

文春砲/週刊文春編集部

Photo 「読者は人間の立派な部分だけを知りたいわけではないと思います。俗っぽいけれど、その人の人間らしい部分こそ読者の興味をそそる。その読者たちの期待に応えるのが私たちの仕事だと思っています」
 これが世にスキャンダルを送り出す、我々のスタンスです。

「文春砲がさく裂!」

最近、よく聞くフレーズである。

この文春砲、政治家や芸能人にとって、恐怖であろう。

過去、スキャンダル処女といわれていたベッキーさんの不倫報道、安倍内閣の中核である甘利明 大臣の金銭授受問題、舛添要一都知事の公用車私的利用問題等、多くのスキャンダルを暴いてきている。

そしてテレビのワイドショーや、はたまた国会まで、この週刊誌ネタを取り上げている。

でも、取材する記者は大変である。

甘利問題を追いかけていた記者は、一年近くにわたりネタ元ととことん付き合ったという。

一緒に食事をしたり、フィリピンパブに付き合ったり、とにかく何時間でも話を聞き続ける。

大きな事件を告発する人物はほとんど例外なく、途中で不安に襲われる。

「私も逮捕されるかもしれない」

「残された家族が心配で……」

甘利問題の担当記者は揺れる告発者に寄り添い続けた。

そして最後には安倍政権の中枢を直撃する大スクープを放つことができた。

ただ甘利関連報道が一段落した後、その記者はしばらく体調を崩してしまったという。

確かに、この取材記者という仕事は大変だ。

肉体的に、そして精神的に、大変なストレスにさらされる。

特に、仮に有名人のスキャンダルを暴いたとしても、その取材対象者を不幸にするだけである。

言葉を換えて言えば「人を不幸にする仕事」と言ってよい。

これでモチベーションが保てるのだろうか?

こんなことを考えさせられた。

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