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2018年7月21日 (土)

カルロス・ゴーン リーダーシップ論/カルロス・ゴーン

Photo 「どれだけの痛みと犠牲が必要となるか、私にも分かっています。でも、信じてください。ほかに選択肢はありません」

ゴーン氏が「日産リバイバルプラン」を発表した時の言葉である。

従業員2万1000人の削減、

国内5工場の閉鎖、

1349社に上る金融機関や部品メーカーの保有株式は4社を除き売却検討、

取引する部品・素材メーカーは1145社から600社以下に半減、

販売子会社も2割削減・・・。

ゴーン氏が語った通り、苛烈を極める内容である。

ビジョンを策定すること、

明快な優先順位を付けること、

社員に闘う価値があるビジョンだと納得してもらうこと、

ビジョンを実現するために厳しい決断を下すこと。

これが「日産リバイバルプラン」の全貌だった。

そして「3年間で達成できなければ総退陣する」とゴーン氏は宣言した。

「日産リバイバルプラン」において、ここまで強いコミットメントを発したのは、日産が本当に深刻な状態にあり、死が迫っていたからである。

3年間という期限付きの明快な定量的目標。

これが未達なら総退陣という宣言が加わり、ようやく皆が真剣に注目してくれた。

1%以上の営業利益率を10年間上げていなかった会社のトップが、1年間で黒字化せず、負債が3年で半減せず、4・5%の営業利益率を3年後に達成しなければ退任すると宣言した。

宣言を聞いた誰もが「一体、何を言っているんだ」と感じた。

ただ、ここまで言ったからこそ、これは面白そうだと思い、注目し始めたのだろう。

リーダーの本気度が伝わった。

リーダーは覚悟とそれを表す言葉を持たなければならないという事であろう。

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