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2018年8月 2日 (木)

代表的日本人/内村鑑三

Photo 「天を相手にせよ。人を相手にするな。すべてを天のためになせ。人をとがめず、ただ自分の誠の不足をかえりみよ」

内村鑑三が代表的な日本人としてあげたのは、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の5人。

中でも最初に登場するのは西郷隆盛である。

西郷隆盛をなぜ内村鑑三は代表的日本人として挙げたのか。

確かに西郷がいなければ明治維新は成功しなかったのかもしれない。

西郷が何をしたということよりもその存在そのものが周りの者を動かした。

そして西郷の残した言葉には「天」という言葉が多く登場する。

明治維新に必要だったのは、すべてを始動させる原動力であり、運動を作り出し、「天」の全能の法にもとづき運動の方向を定める精神であった。

西郷が「天」をどのように崇拝したか、確認するすべはない。

しかし西郷が、「天」は全能であり、不変であり、 きわめて慈悲深い存在であり、「天」の法は、だれもの守るべき、堅固にしてきわめて恵みゆたかなものとして理解していたことは、その言動により十分知ることができる。

何ごとも大きなことを成し遂げるには大義名分が必要であり、西郷はそれを「天」に求めたということが言えるのかもしれない。

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