「疲れない体」と「折れない心」のつくり方/葛西紀明
人生は「トーナメント戦」ではなく、やり直しがきく「リーグ戦」です。
本書の中で一番印象に残った言葉である。
トーナメント戦は負けたら終わる。
しかし、リーグ戦であれば、一度負けても次がある。
戦い方次第では勝ち抜くことができる。
同様に、勝ったり負けたりしながら、時には歓喜し、時には悲嘆にくれる、そんな波をくり返すのが人生だ。
勝ちつづけられる人がいないのと同時に、努力するかぎり負けつづける人もいない。
どんなに失敗しても、何度敗れても、諦めずに続けていれば、必ず報われるときが来る。
著者の葛西氏は20代のころはパッとせず、40歳を超えてオリンピックで銀メダルを取った。
挑戦する気持ちを忘れず、失敗することを恐れず、謙虚な気持ちで、柔軟に立ち向かう。
コツコツと努力を積み重ねることによって、最後には成功の果実を勝ち取る。
『人生は「トーナメント戦」ではなく、やり直しがきく「リーグ戦」』
葛西氏の生き方をよく表している言葉ではないだろうか。
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