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2018年10月 7日 (日)

カイゼン・ジャーニー/市谷聡啓、新井剛

Photo そういうときは「許可を求めるな謝罪せよ(It is easier to ask forgiveness than permission.)」 という言葉を胸に、まずは”小さく試みる”ことだ。許可が下りるまで待っていたら機会を失ってしまう。失敗してしまったら謝ればいいんだ。

本書はソフトウェア開発に携わる人を対象に、現場や仕事のカイゼンをどのように始めて、周りを巻き込み、前進していくのかを具体的に示している。

1人で始めたカイゼンをやがて自社のチームに、そして他社も含めたプロジェクトに適用していくという過程がストーリー形式で紹介されている。

これは大きな3つのプロセスで説明されている。

まず、一人から始める。

仕事の見える化をする。

最初にやるべきは、タスクマネジメント、タスクボード、朝会、ふりかえり。

一人でもできるが、自己満足で終わってしまうこともある。

そうならないために、チームで行う。

それにより、他人の経験や思考を活かすことができる。

次に、チームで強くなる。

新しいチームであれば、次の3つを使ってチームビルディングを行うとよい。

①インセプションデッキ…プロジェクトの目的や方法論を明確にする。

②ドラッカー風エクササイズを通し、チームメンバーでお互いの価値観を確認し、期待感を合わせる。

③星取表をつくる。

それにより、目的を達成するために必要なスキルを誰が持っていて、どこを伸ばしたいかを明確にする。

最後に、みんなを巻き込む。

外のチームと目的やゴールが合っていない場合は、むきなおりミーティングを行い、YWT(やったこと、わかったこと、次にやること)を整理する。

顧客やデザイナーとも認識を合わせるときは、ユーザーストーリーを作る。

そして、仮説キャンバスやユーザーストーリーマッピングを作ることで、本来やりたいことに対して必要なものを明らかにする。

と、こんなところだろうか。

ソフトウェア開発がいかに大変なことかが伝わってくる内容である。

私自身、職種は違うのだが、プロジェクトの推進役になることは多い。

プロジェクトを進めようとすると、様々な壁に突き当たる。

それをどのように突破するのか?

そのための様々な視点を提供してくれるという点では参考になる本である。

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