突き抜ける人は感情で動く/芦名佑介
価値観を明確にすることで、 自分の感情が何によって、どこにDRIVE(加速)していくかを知ることが重要です。
著者は、論理ではなく、感情で動くこと、能力ではなく、可能性を信じることを進めている。
自分の行動を決める時、論理や理屈よりも自分の感情を観察することを優先する。
目標を達成しようとする時は数字ではなく、考えるだけで思わず興奮してしまうぐらいのシーンを想像する。
どうして論理ではなく、感情で動くことが大事なのか。
それは論理で考えると、どうしても行動は抑制的になる。
論理で考えた結果、やらないことを決断することも多くなるから。
しかし、物事は結局やってみなければならないことの方が圧倒的に多い。
そしてうまくいけば儲けものである。
世の中を見ていると、結局、行動力のある人が成功している。
そして、感情で決めるということは、自分の価値観を大事にしているということでもある。
価値観の根底には動機がある。
人間は動機に伴ったことを行ったとき、その行動にドライブがかかる。
ストレスもかからない。
するとより高いパフォーマンスが発揮されることになる。
つまり感情で動くことは、理に適っているということである。
著者の言っていること、意外と当たっているところもあるのではないだろうか。
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