やっかいな隣人 韓国の正体/井沢元彦、呉善花
ついでに言いますと、韓国人は「日本人は韓国人を差別している」と口では言っていますが、実際にはそうは思っていません。それよりも、自分たちの日本人に対する差別意識のほうがずっと強いんですからね。対日優越意識のほうが断然強いんです。
最近、徴用工や駆逐艦のレーダー照射問題で日韓はもめている。
どうしてこんなことが繰り返されるのか。
その根底には韓国人の優越意識があると呉氏は言う。
呉氏によると、その意識は教科書によって植え付けられるという。
韓国の教科書は、日本に関する記述では、ことさらに対日優越意識に満ちあふれた記述になっている。
古代史で言うと、三国時代の朝鮮半島諸国が日本にどれだけ文化を「教えてあげた」か「伝えてあげた」かが、執拗に繰り返し記されている。
百済は日本に「漢文・論語・千字文を伝えてあげた」
「漢学と儒教を教えてあげた」
「政治思想と忠孝思想を普及させてあげた」
「仏教を伝えてあげた」
「天文・地理・暦法などの科学技術を伝えてあげた」。
「高句麗もたくさんの文化を日本に伝えてあげた」
「新羅は船をつくる技術、堤防と城郭を築く技術を日本に伝えてあげた」
「伽耶は土器を作る技術を日本に伝えてあげた」。
とにかく「教えてあげた」「伝えてあげた」のオンパレード。
日本はもともとは野蛮国で、何から何まで我々の祖先によって訓育・感化を受け、はじめて文化というものを身につけることができたんだな、という印象を強く持つことになる。
だから、若い人ほど、日本に対する優越意識は強いのだと。
いわゆる洗脳教育というものなのだが、そう考えると、この教育から変えていかない限り、日韓の問題は繰り返されるのではないだろうか。
根は深いと言わざるを得ない。