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2019年1月24日 (木)

超軽っ!日本史/浮世博史

Photo信長 鳴かぬなら 殺してしまえ   ホトトギス
秀吉 鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス
家康 鳴かぬなら 鳴くまで待とう  ホトトギス
 これも小学生の教科書に取り上げられていた、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康3人の性格を表したものです。もうこれ、いい加減、小学生に教えるのやめてほしいんですよね。完全なステレオタイプの人間理解ではないですか。

これは確かにその通りだ。

例えば、「殺してしまえ、ホトトギス」

これなんかは徳川家康にピッタリ。

彼は「わたしは家来の背中を見ながら戦ったことはない」と豪語したことがあるくらい野戦が好きな武将だった。

「鳴かせてみせよう、ホトトギス」

これは織田信長にふさわしい。

信長の戦闘は基本的に「敵が味方の倍あればこれと戦わず」「味方が敵の倍あればこれと戦う」という合理的なもの。

彼が生涯で少数による奇襲攻撃をかけたというのは桶狭間の戦いくらいのもの。

そのほかは、綿密に計画を立て、勝つための準備をしっかりとして対応した。

「鳴くまで待とう、ホトトギス」

これは豊臣秀吉に合う言葉。

基本的に彼の軍事作戦は待つことが多いものだった。

鳥取城、三木城の兵糧攻め、高松城の水攻めなど、何ヵ月も時間がかかる城攻めを何度もやってのけている。

つまりリーダーは様々な要素を内在させているもの。

遭遇する場面によって、力で突破することもあれば、忍耐強くチャンスを待つこともあるだろうし、工夫することによって事態の打開を図ることもあるだろう。

むしろ、場面場面によって様々な手法を使い分けるのが優れたリーダーといえるのではないだろうか。

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