[実践]ビジネス・コーチング/田近秀敏
言葉は予言的なパワーを持っています。使っている言葉によって現実に変化が起きてくるのです。効果的な言葉は自分を動かし、他の人が動くための影響を与えます。そして、どんな言葉を使っているかが、その人の人生の質を決めていると言っても過言ではないと思います。
現在通っている研修の講師の書いた本なので読んでみた。
コーチングで重視することは、相手の自主性をである。
コーチングでは人を動かすのではなく、相手が自分で動くように援助する。
相手に答えを教えるのではなく、質問によって気づきを促し、答えを一緒に考える。
コーチングは、質問によって相手から真実を引き出すコミュニケーション。
だから、相手にとって安全で安心できる、そして信頼できるコーチであるということが必要。
つまり単なるスキルを身に付ければよいのでなく、人間性も問われる。
今、世の中ではパワハラが問題になっている。
私が社会人になったころの教育は全部パワハラと言ってよい。
当時は当たり前と思っていたのだが、おそらく今のパワハラ基準に照らしてみると、ほとんどがアウトであろう。
それだから力で相手を動かすのではなく、相手に質問することによって気づきを促し、相手が自ら動くように導くコミュニケーションスキルが求められているのではないだろうか。
今やコーチングは管理職の必須スキルといってよい。
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