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2019年1月25日 (金)

チャイナ・ルール/小林純子

Photo 何か事が起きたとき、どう見ても相手が悪かったにしろ、中国人は絶対に謝りません。
 いえ、〝絶対に〟というわけではありませんが、ほとんどの中国人は謝るということをしません。万が一にも、日本人のように進んで頭を下げるなどということは、まずありません。
 それはなぜでしょう?
 ひとつは「謝る」文化が中国はないから。そして、もうひとつの理由は〝面子(メンツ)〟でしょう。

日本人と中国人は外見はよく似ている。

しかし、その価値観や考え方は全く違う。

本書には日本人と中国人の違いがいくつも挙げられているが、一つひとつにびっくりさせられる。

例えば、中国では〝嘘をつく〟という感覚がそもそも違うという。

子供の頃から「嘘つきは泥棒の始まり」と教えられてきた私たち日本人は、〝嘘をつく行為は悪〟だと身に染みついている。

しかし、中国では、そもそもマナー教育がない。

だから、日本人ほどは〝嘘をつくことが悪い〟と思っていない。

むしろ、〝嘘をつかれるほうが悪い〟というのが一般的な考え方。

嘘をつかれたと怒る前に、「嘘を見抜く」能力を身につけるように意識したほうが、中国で生きていくのには必要、というのである。

そして中国人は嘘がばれても決してそれを認めないし謝らない。

その行為は日本人には不可解なのだが、中国人にとってそれは当たり前だというのである。

コミュニケーションを取るうえのポイントは〝自分と相手が違う〟ことをしっかり認識すること。

日本人は、アメリカ人や欧米人に対しては〝違い〟をしっかり認識している。

ところが同じような容姿や見た目の共通点が多いアジア人・中国人に対しては、どこか同じような感覚があり、〝違う〟部分に大きく違和感を持ってしまう。

しかし、もともと違うのだという認識があれば、それを前提に付き合えばよい。

まずここから始める必要があるということではないだろうか。

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