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2019年1月 9日 (水)

生くる/執行草舟

Photo 人間の存在と文化が、言語と共に発展してきた以上、言語を深く習得し、言語について考察することは、人間の本質を理解する上で極めて重要となる。だから、私は言葉の持つ本質的意味、つまり言葉一つ一つの成立過程と発展過程に、ことのほか興味を持っている。言葉の研究は、流行の思想や考え方に振り回されない自己を築くことに繋がる。

人は言葉によって考える。

自分が何を考えているのか、それは言葉によって発せられたとき、はじめてわかる。

逆に言えば、言葉にできないということは、考えているようで何も考えていないということ。

また、その発せられる言葉によって、その人の人格がわかる。

言葉とは人格そのものと言える。

日本人は日本語で考える。

だから、どうしても日本的な思考になる。

それは良い面もあれば悪い面もある。

でもそれが「らしさ」というものではないだろうか。

すべてのことを合理性で片づけることはできない。

世の中、合理性で動いてはいない。

むしろ、曖昧模糊としたもので動いている。

つかみどころのないもの、それによって動かされている。

でもだからこそそれを言語化する必要がある。

言語化できた部分しか自分の人格にならない。

聖書のヨハネ伝は「はじめに言葉があった」という書き出しで始まっている。

そして「言葉は神であった」とも言っている。

言葉とは人格そのものということである。

言葉を大切にして生きていきたい。

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