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2019年3月26日 (火)

より少ない生き方/ジョシュア・ベッカー

Photo_2 「自分は幸せだ」と信じれば、その瞬間から誰でも幸せになれる。おそらくこれは、人生でもっとも大切な教えの1つだろう。

「幸福」というものは極めて主観的なもの。

 

今の自分が幸せだと思えば、その瞬間、幸せになれる。

 

逆にどんなにお金があっても、事業で成功しても、人から賞賛されても、それ幸せだと思わなければその人は幸せではない。

 

つまり、幸せとは所有物によるのではなく、その人の心の持ち方によるのである。

 

むしろ、所有物は、私たちを幸せから遠ざけることが多い。

 

著者は「ミニマリズム」を説いている。

 

ミニマリズムとは、「いちばん大切にしているものを最優先にして、その障害になるものはすべて排除すること」と定義される。

 

ミニマリズムとは、すべてを手放すことではない。

 

大切なことを手に入れること。

 

いちばん大切にしているものを最優先にして、その障害になるものはすべて排除する。

 

大切なのは、自由になれたと実感できるレベルまで、所有物を減らすこと。

 

現代は大量消費社会である。

 

しかし、いくら消費しても、「満足して幸せになれる」という約束は絶対に果たされない。

 

過剰な消費は、むしろ私たちから自由を奪い、さらに物欲を刺激する。

 

買わなければという焦りが重荷になり、そして後に残るのは後悔だけだ。

 

ものを所有することで満たそうとしている欲求は、実はものを所有することでは決して満たされない。

 

私たちは、「必要なもの」と「欲しいもの」の区別がつかず、「安心」と「快適」を混同している。

 

大切なことは、本物の喜び、生きる意味、長続きする満足感をもたらしてくれる何かに、心を結びつけるようにすること。

 

それはたとえば家族であり、友人であり、精神生活であり、大切にしている大義だ。

 

大切な時間やお金、エネルギーは、本当に大切なもののために使わなければならない。

 

少ないもので暮らしていると、もっとたくさんのものを与えられるようになる。

 

著者はミニマリズムは、意味のある人生を手に入れるいちばんの近道だ」という。

 

本当の幸せについて考えさせられる本だ。

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