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2019年3月31日 (日)

ソフトボール眼/宇津木妙子

Photo_7 この"性格分析ノート"を書かせる習慣は10年以上も続き、最初は白いスペースが多かった選手でも、やがてノートに書くことが苦でなくなってくる。すると、他の人間に対する洞察力がついていく。


女子ソフトボールの日本代表を最強チームに育て上げた著者。

日々のその取り組みの数々を本書で綴っている。

中でも印象に残ったのは「洞察力」をいかにつけるかという個所。

ソフトボールはピッチャーとバッターとの距離が野球に比べて短い。

そのため、ピッチャーの投げた球をただ打ち返そうとしても振り遅れてしまう。

だから、バッターは相手ピッチャーの配給を読む力、ピッチャーには相手バッターの待っている球を読んでその裏を取ることが求められる。

つまりソフトボールとは心理戦だというのである。

「洞察力」は「ヤマ勘」とは違う。

「洞察力」にはちゃんとした根拠のある先を読む力。

では「洞察力」を鍛えるにはどうすればよいのか。

著者はそのために「性格分析ノート」を選手に書かせたのだという。

「自分から見た自分の性格」「自分から見たチームメイトの性格」を書かせた。

これを続けていくうちに、投手陣は相手バッターのしぐさやクセから、考えていることを見抜けるようになったという。

「洞察力」とは日々の気づきの積み重ねの上に養われるということであろう。

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