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2019年5月25日 (土)

「読ませる」ための文章センスが身につく本/奥野宣之

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 読み始めてもらわなければ、「わかる」も「わからない」もない。
 読み終えてもらわなければ、「伝わる」も「伝わらない」もありません。
 では、「読んでもらう」ためには、文章に何が必要なのでしょうか。
 ひとことで言うと「ツヤ」です。


文章には「つかみ」が大事だと言われる。

著者はそれを「ツヤ」と言っている。

文章の冒頭に、「これは読む価値がありそうだ」 と思わせるような「ツヤ」を出すこと。

そのために、誰でも簡単にできるコツがある。

それは「とにかく断言して書いてみる」という方法。

とりあえず、機械的に断定してみる。

その上で、この「強引な断定」から、続く文章を考えていく。

思い切って言い切ってみると、おのずと文章が短くなり、テンポもよくなる。

逆に「ボカシ言葉」を使ってしまうと、文章は、少しずつ、何が言いたいのかつかみにくいボンヤリしたものになっていく。

いうなれば「味」が薄くなる。

人の気持ちをつかむためには、心配や不安を乗り越えて、半ば強引にでも自信を持って書かねばならない。

潔く、断言して文章をまとめていけば、不思議と説得力が生まれる。

文章において、必然性のない婉曲はわかりにくいだけ。

小細工はせず、言いたいことをストレートに書いたほうが、伝わる。

「読んでもらう」「伝える」ということを考えた場合、嘘はダメだけれど、「そのまんま」もまたダメ。

書き手があえて大風呂敷を広げることで、読み手は「え、そうなの? 知らなかった!」と引き込まれてしまう。

この一点を守るだけでも「読ませる」文章に変身させることができるのではないだろうか。

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