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2019年5月15日 (水)

世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業/河合克仁

 

「美Photo_48しい心の状態」=「無行動」ではなく、むしろ目の前で起きている問題に対して、すべきことが直感的に浮かび、迷わず判断できます。 そしてすぐさま行動に移ることができるのです。


世界でもっとも優秀な大学の1つであるスタンフォード大学。

ここでマインドフルネスを教えているスティーヴン・マーフィ重松先生は、スタンフォード大学の学生たちを「水面に浮かぶカモ」にたとえて「ダックスシンドローム」であると言う。

水に浮かんでいるカモは水面を優雅に泳いでいるように見えるが、水面下では必死に水をかき続けている。

同じように、頭脳明晰で人生がうまくいっているように見える学生たちも、心の内では大きな葛藤が渦巻いており、もがいている状態だと言うのだ。

恐らく私たちも「ダックスシンドローム」に陥っているのだろう。

表面上は平静を装っていても、内面は乱されている。

喜び、興奮、嫉妬、怒り、自信喪失、悲しみ、孤独……と、人にはさまざまな心の状態がある。

シンプルに追求していくと、心の状態はたった2つに分けられる。

それは、「美しい心の状態」と「苦悩の心の状態」。

大部分は「苦悩の心の状態」にある。

「美しい心」とは、心の底から生まれる「美しい意識状態」のことを言う。

美しい意識状態をより具体的に表現すると、「心に何の曇りもないスッキリとクリアな感覚」。

この状態では、

・感覚が研ぎ澄まされ、人の心の機微や変化に気づくことができる

・思考がクリアになり、物事の判断が早くなる

・問題を解決するための画期的なアイデアが自然と出てくる

・人を批判することなく、受け入れることができる

・心の底から幸福感や満足感が湧き上がってくる

・虚勢を張ることなく素直な自分でいられる

・自然と感謝の心が生まれてくる

といった特徴がある。  

美しい心の状態のときには五感がフルで働き、いつもより感覚が研ぎ澄まされる。

いつもと同じ景色でも色が鮮やかに見えたり、香りを強く感じたり、それまで気にも留めなかった風の心地よさを感じたりする。

なぜ、このようなことが起きるのか?

それは、人が美しい意識状態にあるとき、その人は「将来」のことを考えるのでもなく、「過去」のことを考えるのでもなく、ただ「今この瞬間」に集中しているから。

では「美しい心の状態」になるためにはどうすればよいのか?

本書で紹介されているのは

①自分が苦悩の状態であると気づき、

②深層意識にある心の声にしっかりと耳を傾け、

③悩みの本当の正体を特定し、

④美しい心の状態で、正しい行動を選択していく

という4つのステップ。

取り組んでみる価値があるのではないだろうか。

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