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2019年6月17日 (月)

移動力/長倉顕太

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 私たちの行動をコントロールするのは意思ではなく環境だ。環境が行動を決める。意思は関係ない。だとすれば、環境をコントロールすればいい。人生を変えたければ環境を変えればいい。

著者は人生を変えたければ環境を変えればよいと主張する。

そして環境を変えるには移動することだという。

確かに、やりたいことが見つからない若者、会社の奴隷となっている会社員、やりがいが見つからない主婦、そして人間関係に悩む人たちに共通しているのは、移動していないということ。

同じ家に何年も住んでいたり、同じ職場にいたり、海外旅行に行ったこともなかったり。

一方、成功している人たちは移動が多い。

結局、私たちは環境の生き物だ。

環境によってすべてが決まる。

人生を変えるというのは環境を変えるのと同じ。

楽しい人生に変えるというのも、楽しい環境に変えるのと同じ。

定住するということは、環境が定まるということであり、人生が定まるということ。

定住とは人生を固定することにほかならない。

過去に縛り付けることにほかならない。

例えば会社員という生き方。

「選択肢を増やす」ということを考えたときに会社員が最悪である。

なぜなら、「誰と働くか」「どこで働くか」「いつ働くか」が自分で選べないからだ。

これは地獄以外の何物でもないだろう。

何が怖いかというと、日本社会では「誰と働くか」「どこで働くか」「いつ働くか」が選べないから。

冷静に考えれば、この3つが選べない時点で人生を奪われたようなものだ。

まず考えるべきは、「どうありたいか」だ。

そのときに「誰と働くか」「どこで働くか」「いつ働くか」という視点で考えるのがいい。

私たちがやるべきは、環境を選ぶ自由をいつも持っておくことだ。

自分の生きる環境に関する選択肢を持つことで、人生をコントロールできるようになる。

と、これらが著者の主張である。

著者は別に持ち家を否定しているわけではない。

ただ、同じ環境に安住することを戒めているに過ぎない。

成長するためには、意識して環境を変える取り組みをすべきだろう。

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