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2019年7月 1日 (月)

図解 統計学超入門/高橋洋一

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 超基礎レベルの統計学を知っているだけでも、世の中の見方は変わる。


本書は統計学の入門書である。

ヒストグラム、平均値、分散、標準偏差、正規分布、二項分布、中心極限定理……。

これらについて解説している。

これらの言葉を聞いただけでアレルギーを起こす人もいるが、大事なことは理解すること。

世の中で出てくる多くの数字は統計学によって成り立っているということを。

たとえば、私たちが日常的に触れることのできる「統計学」の代表といえば、「テレビ視聴率」だろう。

テレビ番組の関係者はこの視聴率を見て一喜一憂する。

視聴率が悪ければ、番組は打ち切りになる。

しかし、ビデオリサーチ社の発表によれば、1800万世帯が暮らす関東地区においてサンプル数はたった900、

関西地区、名古屋地区はそれぞれ600、

その他の地域を合わせても、集めているサンプル数は6900世帯分しかないそうだ。

日本の全世帯数は約5800万世帯なのだから、サンプル数はたった8400分の1ほどにすぎない。

このサンプル数による視聴率の統計を「もっともらしい」と受け止めるのが、統計学のわかる人である。

そして、「全数調査をしなければ正しい数字がわかるはずがない」と懸念を抱くのが、統計学のわからない人なのである。

統計学を駆使することで、「これだけのサンプルを集めれば、真の値とのブレは±1%におさまる」「これだけのサンプルを集めれば、真の値は99%この範囲内におさまる」ということがわかるのだ。

つまり、全数調査をしなくても、もっと少ないサンプルのデータだけで、限りなく全数調査の結果に近い数値を、割り出すことができる。

これが統計学である。

世の中で出回っている多くの数字は統計学によって成り立っているのだということを理解することが大切ということではないだろうか。

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