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2019年6月30日 (日)

じつは稼げる[プロ講師]という働き方/濱田秀彦

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 自分が特別な才能を持っていると感じたことはなく、いまでも、「自分は講師に向いていないのではないか」と自問します。講師業が天職だとはとうてい思えません。そして、私の周りには、私と同じような講師が大勢います。
 そんな私が、なぜ講師をやってこられたのか。あえて要因を挙げるとすれば、「研修業界の暗黙のルールを熟知していた」ということだと思います。


私も研修の講師をすることは多いが、それが主業というわけではない。

あくまでコンサルの一環として研修を行っている。

同様に、講師に向く人、コンサルタントに向く人も分かれる。

講師に向くのは、短期決戦が得意な人だ。

持ちネタを効率よく提供し、予定した内容を時間内にやり切ることが得意ならば講師向きだ。

一方、コンサルタントに向くのは長期戦型だ。

長い期間の中で企業の状況にあわせ、課題を掘り起こし、解決策を提示し、実施の支援をしていくことが得意ならばコンサルタントが向いている。

企業の社内研修は大きく分けると、新入社員研修、管理者研修などの階層別研修、コミュニケーション研修やコーチング研修などの目的別研修の2つがある。

企業は、人事制度をつくると、それと関連の深い階層別研修を実施するようになる。

最優先になるのは、新入社員研修。

これを年度はじめの4月に実施する。

新入社員研修が一段落したら、前期は階層別研修を中心に実施していく。

一方、後期は階層別研修の積み残しを実施しながら、目的別のスキル研修を実施していく。

私はそれにコンサルタントとしてかかわっている。

本書は同じような課題に対して、「プロ講師業」としてかかわり、稼ぐことができるというもの。

著者が想定しているプロ講師の平均像は次の通り。

・自営業者として青色申告をしている

・自宅を事務所にしてパソコンと携帯電話で業務を進めている

・年間100日程度講師として稼働している

・担当するのは半日~2日の研修あるいはセミナー

・年収は700万~1000万円

といったもの。

プロ講師という人たちがどうやって営業し、どうやって稼いでいるのか?

本書を読むと、そのことがよくわかる。

ただ、私自身はと言えば、やはりプロ講師には向いていないと思った。

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