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2019年7月 9日 (火)

稼ぐがすべて/葦原一正

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 私には絶対譲れない信念がある。
 それは、稼いでこそすべて。
 今までのスポーツ団体では、お金や収益化の話はどこかタブーの雰囲気があった。学校スポーツの影響力が強く、お金の臭いがしないことがなぜか美徳とされてきた。
 はたして、本当に稼ぐことはタブーなのか?

世界でいちばん盛んなスポーツは、サッカーと思っている人が多いが、実はバスケである。

競技者人口でいうとサッカーが2.6億人で、バスケが4.5億人。

国内においては競技者登録人口はサッカーが約90万人で、バスケが約60万人になる。

なぜこんなに多いのか?

サッカーだと9割以上は男子だが、バスケは男女半々がやっている、まれなスポーツだからだ。

バスケをビジネスとして考える場合、この資源を活用しない手はない。

従来の考えは、バスケをする人を増やし、すそ野が広がっていけば、いつか日本代表が強くなれば、ファンが増え、事業規模が大きくなると思い込んでいた。

つまり、「普及」すれば、「強化」につながり、いつか「収益」につながる、と。

そのような気の遠くなるような進め方で本当に改革ができるのか?

まずは徹底的に「収益化」に特化すべきと著者は考えた。

なぜなら、稼ぐことは、ビジョンとリーダーシップと人材確保で達成することができるから。

いわゆる普通のビジネステクニックで変えることができる。

普及していなくても、代表が強くなくても稼げる。

そして稼いではじめて、普及や強化に投資できる。

「鶏が先か?卵が先か?」。

どちらを先に増やすかを考えるよりも、逆転の発想で、仕組み自体にイノベーションを起こすことが、この世界で必要だと考えた。

そこでキーになるのが、「プロ」のリーグであるBリーグである。

今、Bリーグはある程度の成功をおさめている。

まず「稼ぐこと」という考えが正しかった一つの証ではないだろうか。

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