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2019年8月13日 (火)

仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか?/安達裕哉

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 逆説的ではあるが「しょせん、人と人はわかり合えない、そして自分はさらにコミュニケーション能力が低いのだから、相手のことを誤解しているかもしれない」と、常に思える人こそ、本当は最もコミュニケーション能力が高いのである。


今、人を採用する際、コミュニケーション能力を求める企業が増えてきている。

どうしてなのか?

1つには、ますます知識が専門分化しており、「専門家同士の協力」なくして、成果をあげることができない、という現実があげられる。

知識労働者はその力を結集するため、「専門知識」と「コミュニケーション能力」の両者を兼ね備えてはじめて業績に貢献できる。

企業におけるコミュニケーションの目的は「一緒にいて楽しい」ではない。

「一緒に仕事をして成果が出る」なのである。

では、「一緒に仕事をして成果が出る」ための「コミュニケーション能力」、

すなわち企業が必要としている「コミュニケーション能力」とは具体的にいえば何か。

それは、「自分のアウトプットを誰かに利用してもらうための力」だ。

コミュニケーション能力の本質は、人のつながりをつくり、影響を与える力だ。

コミュニケーション能力の高い人は他者への影響力が大きい人、ということになる。

1人がつながれる世界が際限なく広がっている今、単純作業はコンピュータが代替するようになった。

ある程度、高度な作業もAIがこなせるようになれば、記憶力や問題処理能力はむしろ個人間の差が小さくなる。

では、最後に残るのは何か?

人間に価値ありと思わせるクリエイティブな能力、

要は、人のつながりをつくり、インパクトをもたらす能力、

つまりは、『コミュニケーション能力』にほかならない。

AIが進化すればするほど、コミュニケーション能力が必要になってくるということではないだろうか。

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