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2019年9月24日 (火)

孔子 論語/佐久協

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「吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順がう。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず」


『論語』は、今をさかのぼること二千五百年ほど前、中国の春秋という時代を生きた「孔子」の言葉を集めた〝語録〟である。

孔子という人物は、そんな悟りきったような老人ではない。

行動的で、エネルギッシュで、情熱的で、不屈の精神の持ち主だった。

「人間というのはこうあるべきだ」「社会はかくあるべきだ」という理想に燃えて、生涯それを訴えつづけた。

論語の中で「三十にして立つ」で有名な言葉が上記抜き書き。

その訳は、

わしの経験にことよせつつ、人生というものについて語ってみよう。

十五歳《当時は数え齢だから現在の十四歳》くらいになったら、将来のことを漠然とでもいいから考えるといい。

私は十五歳で学問で身を立てようと決心した。

二十代は試行錯誤が許されるが、三十歳になったら的を絞るべきだろうな。

私は三十歳で独り立ちできた。

四十歳は難しい。

成功している者はしているし、ダメな者はまだ暗中模索だ。

自分の才能に対する自負もある。私も迷った。

だから、自分の迷いに惑わされないように気を引き締めるべき年齢だ。

五十歳になれば、どんな者でも自分の能力や運を冷静に見つめられるようになるもの。

また、社会における自分の役割もおのずと見えてくる。

だから、それに合わせて励むといい。

実りの季節だ。

六十歳にもなれば、経験も豊富になって、反対意見も余裕を持って聞けるようになる。

私もそうだった。くれぐれも経験をふりかざして頑固おやじや口出しおばんにならないことだ。

七十歳になったら、これまでやり残してきたことを、ハメをはずさない程度に、思いきりのびのびと楽しむことだ。

私も今そうさせてもらっているよ。

と、このようになる。

現代人にもそのまま当てはまるのではないだろうか。

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