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2019年9月23日 (月)

治るという前提でがんになった/高山知朗

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 「娘の二十歳の誕生日においしいお酒で乾杯してお祝いする」というのが、自分の人生の目標となりました。それまでの目標だった「死ぬまで会社経営を続けること」から180度変わったのです。この目標がその後の辛い治療を乗り越えていく力にもなっていきました。

今、日本では2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬと言われている。

著者は40歳で悪性脳腫瘍を告知された。

その闘病から2年後、2度目のがんである白血病・悪性リンパ腫を告知される。

がんでよく言われる「5年生存率」は、脳腫瘍では25%、白血病では40%、かけ合わせると10%。

つまり10人に1人しか5年生きられないという低い確率。

その2回のがんを、手術、放射線治療、抗がん剤治療のいわゆる「がんの三大治療」で乗り越える。

現在、再発の兆候も全くなく、普通の生活を送っているという。

なぜ、治ったのか?

それは治ると信じていたから。

昔から、「病は気から」という。

がん患者にとって、「自分で病気を治そうという意志」が大切。

著者にはその意志があったということではないだろうか。

がん患者である、なし、にかかわらず、勇気を与えてくれる本である。

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