« 成功に奇策はいらない/平山真也 | トップページ | 政治のキホンが2時間で全部頭に入る/馬屋原吉博 »

2019年10月29日 (火)

おとなの教養2/池上彰

Photo_20191027064601

 ときには立ち止まって考えてみることも必要です。「私たちはいま、どこにいるのか?」と。

私たちは日々、膨大なニュースに触れている。

しかし、そのときどきのニュースに振り回されていては自由にはなれない。

振り回されないためには教養が必要になる。

教養とは何か?

古くはリベラルアーツを極めることを言った。

リベラルアーツとは、ヨーロッパの大学で学問の基本とされた七科目のことを指す。

①文法、②修辞学、③論理学、④算術、⑤幾何学、⑥天文学、⑦音楽、の計七科。

リベラルアーツには「人を自由にする学問」という意味がある。

つまり、この自由七科をしっかり学べば、人間はさまざまな偏見や束縛から逃れ、自由な発想や思考をすることができるというだ。 

これをふまえて著者が考えた現代人必須の「自由七科」とは、①宗教、②宇宙、③人類の旅路、④人間と病気、⑤経済学、⑥歴史、⑦日本と日本人。

教養を学ぶことには、二つの側面がある。

ひとつは、時代が動いても古びない、普遍的な考え方を身につけること。

もうひとつは、ニュースの洪水を前にいったん立ち止まり、歴史や政治学、宗教や経済学などの知識を駆使して、日々のニュースや出来事を捉え直す力を養うこと。

私たちはいま、どこにいるのか?」をたえず意識する力と言ってもいいだろう。

情報であふれる現代だからこそ、教養を身に付け、時代の表面で起こっている出来事を掘り下げることが重要ということではないだろうか。

« 成功に奇策はいらない/平山真也 | トップページ | 政治のキホンが2時間で全部頭に入る/馬屋原吉博 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事