心屋流 ちょっと変わった夢の叶え方/心屋仁之助
「幸せ」は、時と場所と条件を選ばない。自分さえ幸せと感じていれば、どんな環境でも、関係ない。大事なのは「いつ」でもない「どこ」でもない、いつでも、どこでも、「幸せ」と感じられる自分であるか、なのです。
夢を叶えるにはどうすればよいのか?
夢を叶えるには、あきらめないで努力しつづけること、というのが世間の相場だ。
しかし著者は、努力することよりも「好きなことをする」「損得考えずに、好き嫌いで選んでいく」ことだという。
夢は叶えるものではなく、叶えて「もらう」もの。
「自力」ではなく「他力」の力が動いたとき、夢は叶うのだ、と。
自力でがんばって生きている人は、顔が怖い。
周りにも自分にも厳しくて、怒っている。
周りをバカにしていたりする。
でも、他力に乗って幸せに生きている人は、いつも笑顔で穏やか。
いつも周りに助けられ、感謝して、感謝されながら生きている。
大事なことは、「夢なんて叶えなくても、私はすでに多くを手にしているし、すでに愛されているし、すでに認められているし、すでに尊敬されている。」
つまり、「すでに私は幸せで、安心なんだ」
という感覚を持つこと。
「幸せ」とはきわめて主観的な感覚。
自分が幸せだと思っていれば、何もモノがなくても幸せだと感じる。
まだ見ぬ未来に幸せを追い求めず、「今、このとき」を「この条件・状態のまま」幸せと言えると、不思議なことが起こる。
その瞬間に、過去も未来も幸せになる。
幸せとは在り方の問題。
そしてそのような感覚を持っていると夢の方から近づいてくる。
これが「引き寄せの法則」といわれるもの。
同様なことを著者も言っている。
「私は夢が叶うような人間だ」と思っていれば、夢は勝手に叶っていく。
本当にその通りだと思う。
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