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2019年10月23日 (水)

「儲かる会社」の財務諸表/山根節

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 数字は切れるナイフである。企業の内部に入り込んで数字を調べれば、ほとんどの実態がわかる。しかしだからこそ企業は、外部者に数字を見せたくない。むしろ隠したがる。したがって会計は全体像を映しとるツールだが、情報開示(ディスクロージャー)の壁にぶつかる。しかしそんなときに欠かせないのが、われわれの想像力である。


会計の本質は「経営の全体像を写像化する情報ツール」ということである。

会計は、経営を総合的、包括的かつ統一的にとらえる唯一のツールである。

企業会計の構造は、

事業スタート時点(期首)に、手元にあるストック資源のリスト=貸借対照表(BS)があり、

儲けを計算する書類=損益計算書(PL)があり、

そして儲ける活動の結果、残ったストックのリスト=期末のバランスシートを作る。

この繰り返しが経営活動である。

基本二表のBSとPLから何が読み取れるのだろうか?

次のようなことが読み取れる。

①儲けの構造がわかる

②戦略が読める

③時系列で並べれば、戦略の動きが読める

会計とリアリティを結ぶクセをつけると、無味乾燥に見える財務諸表が立体化し、企業経営の豊かな実像が現れてくる。

要は経営と数字を不可分にし、経営を数字と絡めて語ることが大事である。

大事な点は、アバウトにとらえるということ。

経営は総合的、大局的にとらえることが大事。

いきなりディテールから入って、すべてをわかろうとせず、大ぐくりでとらえることが大切である。

経営は言うまでもないが、奥が深くて幅が広い。

わからないものがたくさん出てきて当然である。

だからこそ、経営のすべてを事細かくわかろうとしても無理だ。

いい加減なトライが、勉強を長続きさせるということではないだろうか。

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