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2019年10月13日 (日)

ロウソクの科学/ファラデー

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 この宇宙をまんべんなく支配するもろもろの法則のうちで、ロウソクが見せてくれる現象にかかわりをもたないものは一つもないといってよいくらいです。自然科学の勉強の入口として、一本のロウソクの物質的現象を考えることほど、打ってつけな、そしてはいりやすいものは、皆さんにとってありようがないと思います。

ノーベル化学賞が決まった吉野彰氏が化学への興味を持つ原点として紹介した本である。

さっそく読んでみた。

ファラデーは、1本のロウソクを用いて科学と自然、人間との深い交わりを伝えようとする。

講演の中で行われる実験の数々は、科学の面白さを余すところなく伝える。

科学に対するあこがれ、探求するあこがれをかき立ててくれる本である。

著者は本書の中で

『何か一つの結果を見たとき、ことにそれがこれまでとちがうものであったとき、皆さんは、「何が原因だろうか。何でそんなことがおこるのだろうか」と、疑問をもつことを、いつでもお忘れないことを希望いたします。』

と述べている。

多くの人が見逃してしまう現象に対して「なぜ」「なぜ」と問い続けること。

科学者の原点がこんなところにあると言っているようだ。

そして、科学者でなくても「なぜ」と問い続けることは必要なことなのではないだろうか。

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